2021年ミュージカル『モーツァルト!』基本情報(あらすじ・曲・登場人物・キャスト)まとめ

ウィーン発のミュージカル『モーツァルト!』(Mozart!/M!)紹介記事です。

作詞作曲は大ヒットしたウィーンミュージカル『エリザベート』のコンビ、ミヒャエル・クンツェさん、シルヴェスター・リーヴァイさん。

memo
2020年9月23日追記
2021年東宝版ミュージカル『モーツァルト!』上演決定!

2021年4・5月帝国劇場公演
2021年5・6月上旬 札幌文化芸術劇場hitaru 梅田芸術劇場メインホール
主演のヴォルフガングは山崎育三郎さん(4度め)、古川雄大さん(2度め)のWキャスト。

2020年11月9日追記
メインキャスト発表第二弾

『モーツァルト!』は1999年ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で初演を迎え500回を重ねる公演の後、ドイツ、日本、ハンガリー、スウェーデン、チェコ、韓国、中国(ウィーン版のツアー公演)など多くの国で上演。日本初演は2002年(日生劇場)です。

📀ミュージカル『モーツァルト!』はこんな作品📀

  • 天才作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を描く
  • 完璧な才能を擬人化した「アマデ」(子役)が登場
  • 才能(アマデ)と人間(ヴォルフガング)の葛藤
  • 家族、とくに父からの自立が深いテーマになっている
  • 息子に全てを投資した父と、父の期待に応えようともがいた息子
  • 美しいメロディー、ロック、ポップなど多岐にわたる音楽が素晴らしい

この記事では、日本版(東宝版)を中心にご紹介しています🎵

韓国版『Mozart!』はこちら↓(ネタバレあります)
韓国版ミュージカル『モーツァルト!』あらすじと曲紹介|2020年配信より

目次

基本情報

脚本/歌詞/音楽/演出/製作

脚本/歌詞: ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲: シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション: ウィーン劇場協会
日本版製作:東宝
日本版演出/訳詞: 小池修一郎
初演:1999年ウィーン、2002年日本(東宝)
新演出:2015年ウィーン、2018年日本(東宝)※日本も2018年に演出が変わりましたが、ウィーン版とは内容がだいぶ異なります。

上演時間(東宝新演出版)

3時間(休憩25分含む)

2018年上演時の情報です。東宝旧演出版に比べ15分短くなっています。

物語の舞台:オーストリア(ザルツブルク、ウィーン)、ドイツ(マンハイム)、フランス(パリ)
演奏:オーケストラ(生演奏)

ミュージカル『モーツァルト!』簡単なあらすじ

奇跡の子

1768年、ウィーン。ザルツブルクの宮廷楽士レオポルト・モーツァルトは、貴族の館で幼い息子が演奏するのを目の当たりにしている。5歳にして作曲の才能を開花させた息子ヴォルフガングは奇跡の子と呼ばれていた。

雇い主との決別

歳月は流れ、青年となったヴォルフガングは故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。

ヴォルフガングの傍にはいつも、「奇跡の子」と呼ばれたままの才能の化身「アマデ」が寄り添い、作曲にいそしんでいる。

ヴォルフガングは、彼の雇い主ザルツブルク領主コロレド大司教から奴隷のように束縛された生活に嫌気がさしていた。大司教に逆らうなと言う父レオポルトとは意見が衝突。

自分を束縛する大司教に我慢がならず、大司教の屋敷で怒りを爆発させてしまい、コロレドからクビを宣告される。

父親は謝罪するよう促すが、ヴォルフガングは大司教との決別を決意。

ザルツブルクを出る

ヴォルフガングは新しい就職先、そして自由と名声を求め、母親と伴にザルツブルクを出る。

ヴォルフガングはマンハイムでウェーバー一家に出会う。ウェーバー夫妻はヴォルフガングを金づると思い、娘のアロイズィアを利用してヴォルフガングに近づく。

ザルツブルクにいるレオポルトはヴォルフガングがウェーバー夫妻に利用されていると気付き、ヴォルフガングに注意するよう手紙で促す。

ヴォルフガングはパリへ向かうが、かつて神童と称賛された姿はそこにはなかった。

仕事が見つからずお金も使い果たし、母をパリで亡くす。

ザルツブルクへ戻る

失意のうち、ヴォルフガングはザルツブルクへ戻り、そこで劇作家シカネーダーと出会う。大衆に向けたオペラを作りたいというシカネーダーと意気投合する。

ウィーンでの活動

幼少からヴォルフガングの才能を見抜いていたヴァルトシュテッテン男爵夫人がモーツァルトの家へ訪れ、音楽の都ウィーンへ行くことをすすめる。

父の反対を押し切り、ヴァルトシュテッテン男爵夫人の援助を受けウィーンで音楽活動をする決意をするヴォルフガング。

ウィーンのプラター公演で、ウェーバー家の娘コンスタンツェ(アロイズィアの妹)と出会い、二人は愛を深めていく。

一方、音楽家としての活動はコロレド大司教の手により演奏する機会を絶たれ、うまくいかない。ヴォルフガングとコロレド大司教は再び決裂。

大司教との決裂後、ウィーンの社交界ではヴォルフガングが評判となりはじめていた。

コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなす。

父と姉

父レオポルトは息子の成功を誇りに思うが、息子の思い上がりを感じ取り不安に思っていた。お前の成功は一人で成し遂げたものなのか?

成功すれば父から認められると思っていたヴォルフガングは、なぜ父が自分を認めようとしないのかわからない。ありのままの僕を愛して欲しい。

ヴォルフガングの姉ナンネールは恋人との結婚を望んでいた。しかしヴォルフガングにお金を使ってしまったため、モーツァルト一家はお金がなく、父はナンネールの結婚を許さなかった。

二人は全てをヴォルフガングに捧げていた。

父レオポルトの死

父と息子は意見がすれ違ったまま、父レオポルトはザルツブルクで死去。

名声を手にするヴォルフガングだが生活は荒れ、コンスタンツェとも距離が出来ていた。

レクイエムの依頼

劇作家シカネーダーの台本でオペラ「魔笛」の大成功を収めたヴォルフガング。

ある日、ヴォルフガングのもとに謎の男があられる。男はヴォルフガングにレクイエムを依頼。

レクイエムを書こうとするヴォルフガング。しかし書けず追い詰められていく…

詳しいあらすじ

日本版(準備中)

日本版の詳しいあらすじは、順次アップしていきます。

韓国版(ネタバレあり)

韓国版ミュージカル『モーツァルト!』あらすじと曲紹介|2020年配信より

韓国版は2020年公演のもの。日本版と異なる部分がありますが、異なる点にも言及しているのでよかったら参考にしてください。

【3分】で読めるモーツァルトの生涯

簡単【3分】で読めるモーツァルトの生涯と年表

こちらはミュージカルではなく、モーツァルトの生涯についてまとめたもの。年表も入っています。

主要登場人物&2021年キャスト

キャスト表


2018年2021年
ヴォルフガング 山崎育三郎
古川雄大
山崎育三郎
古川雄大
レオポルト
(モーツァルトの父)
市村正親市村正親
コンスタンツェ
(モーツァルトの妻)
平野 綾
生田絵梨花
木下晴香
木下晴香
ナンネール
(モーツァルトの姉)
和音美桜和音美桜
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 涼風真世
香寿たつき
涼風真世
香寿たつき
コロレド大司教山口祐一郎山口祐一郎
セシリア・ウェーバー
(コンスタンツェの母)
阿知波悟美
アルコ伯爵
(コロレドの部下)
武岡淳一
エマヌエル・シカネーダー
(劇場支配人)
遠山裕介
アントン・メスマー
(医師)
戸井勝海

ヴォルフガング:山崎育三郎/古川雄大(Wキャスト)

かつて神童と呼ばれた天才音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。故郷ザルツブルクで大司教に雇われている。窮屈な生活と自分の能力を正当に認められていないことに不満を持つ。

主な歌
♪僕こそ音楽(ミュージック)
♪残酷な人生
♪並の男じゃない
♪影を逃れて
♪何故愛せないの?

山崎育三郎(やまざき いくさぶろう)

2010年に3人目のヴォルフガングとして舞台に立った山崎育三郎さん。2021年は4度めのヴォルフガング。過去公演では父の愛をつかもうとしてつかめず狂気を帯びていく山崎さんヴォルフガングの姿が強く心に残っています。幼く甘えっ子、でも束縛はイヤ。実在のモーツァルトってこんな感じの人だったんじゃないかな?とも思わせてくれた山崎さんのヴォルフガングでした。

古川雄大(ふるかわ ゆうた)


2018年でヴォルフガングデビューし、2021年は2回目の古川雄大さん。2018年公演では才能の象徴である「アマデ」の器でしかない(ように見えました)古川さんヴォルフガングの孤独と絶望に胸が痛くなりました。自分が2018年に観劇したのは比較的初期のころだったので、その後の公演期間やテレビ含め様々な活躍を経て、次はどのようなヴォルフガングを見せてくれるのか心から楽しみです。

モーツァルト!歴代ヴォルフガング(東宝・帝劇ミュージカル)まとめ※感想つき

アマデ

完璧な才能をもつ「奇跡の子」と言われた幼少期のモーツァルト。ヴォルフガングにしか姿が見えない。

子役が演じ、男の子のときも女の子のときもある。

レオポルト:市村 正親

ヴォルフガングの父親。ザルツブルク宮廷楽団副学長の地位にあった人物。

息子ヴォルフガングの才能にいち早く気づき、それを伸ばそうとし全てを捧げたが、大きくなった息子は自分が望んだ姿ではない。

補足
実在したレオポルトは、当時出来る限り最高の音楽教育を息子に授けますが、息子が大人になってから徐々に距離ができます。
主な歌
♪奇跡の子
♪私ほどお前を愛するものはいない
♪心を鉄に閉じ込めて
♪終わりのない音楽
市村 正親(いちむら まさちか)

モーツァルト!初演から父レオポルトを演じている市村 正親さん。この作品は父と息子の物語でもあり、父レオポルトは自分の叶わなかった夢を息子に投影させる親のエゴや愛情を表現する役なのですが、ヴォルフガング役者さんによって、レオポルトの子を想う親の気持ちが強く出ていたり、逆に勝手な親のエゴが強く出たりと、同じ市村さんが演じているのに舞台ごとに見せる顔が違うと感じます。2021年はどんな父子関係を見せてくれるのか、期待に胸が膨らみます。

ナンネール:和音美桜

ヴォルフガングの5歳上の姉。

ヴォルフガング同様才能があり幼い頃は神童と言われるが、次第に弟の影に隠れる。

弟の成功を願っていたが、徐々に希望が失われていく。自分の結婚資金を弟に全て使われてしまう。

補足
ナンネールは優れたクラヴィーア奏者として認められていましたが、次第に弟の才能の影に隠れるようになります。演奏旅行ではヴォルフガングの伴奏役にまわり彼女自身が名をあげることはできませんでした。
主な歌
♪まァ、モーツァルトの娘さん!
♪終わりのない音楽
♪プリンスは出て行った
和音美桜(かずね みおう)

2018年に引き続き2度目のナンネール。2021年はレミゼのファンテーヌでの出演が決まっているので(5月~10月)、ナンネールにキャスティングされないのでは?と思っていたので嬉しいサプライズ。2018年は美しい歌声の「♪終わりのない音楽」、そしてラストの表情が、非常に強く印象に残ったナンネールでした。

コンスタンツェ:木下晴香

ヴォルフガングの妻。19歳のとき26歳のヴォルフガングと結婚。

補足
ヴォルフガングはコンスタンツェの姉アロイズィアに恋していましたが失恋。のちにコンスタンツェと恋に落ち結婚します。コンスタンツェはモーツァルトの伝記でよく「悪妻」と書かれていますが、真偽については議論があります。モーツァルトが妻を愛していたことは確かなよう。ヴォルフガング死後、ゲオルク・ニコラウス・ニッセンと再婚。ニッセンはモーツァルトの熱烈なファンで、のちにモーツァルトの伝記を書きます。
主な歌
♪このままのあなた
♪愛していれば分かり合える
♪ダンスはやめられない
木下晴香(きのした はるか)

2018年に引き続き2度目のコンスタンツェ。私は2018年上演時にチケットが取れなくて木下晴香さんのコンスタンツェを観ることが叶わなかったのですが、他舞台で歌の実力、美しさ、振り切った演技を拝見しているので、期待しかありません!

ヴァルトシュテッテン男爵夫人:涼風真世/香寿たつき(Wキャスト)

ヴォルフガングの才能を認め、音楽の都ウィーンへ招き援助する。ヴァルトシュテッテン男爵夫人の歌う「♪星から降る金」は名曲揃いのこのミュージカルの中でもひときわ美しく壮大。この曲こそミュージカル『モーツァルト!』そのものと言えます。

補足
男爵夫人は実際にモーツァルトのパトロンの一人でした。この作品でいろいろな解釈ができる人物です。ヴォルフガングから家族を引き離す悪魔的存在、または家族の呪縛から解く救い主的存在。
主な歌
♪人は忘れる
♪星から降る金
涼風真世(すずかぜ まよ)

4度目となる涼風真世さんのヴァルトシュテッテン男爵夫人。男爵夫人の最大の見所は一幕「♪星から降る金」ですが、ここでの涼風さんの演技に注目!壮大ゆえに「ショー」的になってしまう事もある曲ですが、涼風さんの目線や仕草で「父と子の物語である」と認識させてくれるはずです。

香寿たつき(こうじゅ たつき)

2005年の再演以降出演し2021年で6度目。香寿たつきさんは艶やかで深みのある美しい歌声の持ち主。「♪星から降る金」は、ヴォルフガングの才能を果てしない高みへと押し上げてくれるような、スケールの大きさを感じさせてくれます。私は初めて香寿さんのこの曲を聴いたときは、あまりの素晴らしさに腰が抜けそうでした。

コロレド大司教:山口祐一郎

ザルツブルク領主でヴォルフガングの雇い主。

ヴォルフガングはコロレド大司教のもとでは、自由な作曲や音楽活動ができない事に不満を抱き、コロレドを嫌っていた。

2人は対立するが、コロレド大司教はヴォルフガングの「才能」をよく理解し執着もする。

補足
ミュージカルでは無礼なヴォルフガングに腹を立てつつも、彼の才能に対して深く理解し執着する人物に描かれています。実在したコロレド大司教も、モーツァルトが問題行動を何度も起こしながらも雇っていたことを考えると、モーツァルトの才能を認めていたとわかります。ただこの作品で描かれるほど、モーツァルトの才能を深く理解していたとは考えにくいです。

恐らくですが、ミュージカルのコロレド大司教は、映画にもなった『アマデウス』に出てくるアントニオ・サリエリ(知性の探求、モーツァルトの天才性への気づき・執着)と、同じく『アマデウス』に出ていたスヴィーテン男爵(モーツァルトの才能を理解するが、もっと有意義に使えと言う)が反映されている気がします。

主な歌
♪何処だ、モーツァルト!
♪神が私に委ねたもの
♪神よ、何故許される
山口祐一郎(やまぐち ゆういちろう)

モーツァルト!初演時からコロレド役を演じている山口祐一郎さん。コロレドは、ヴォルフガングがその才能のおもむくまま進む為には「超えるべき大きな存在(支配・庇護)」であり、山口さんのオーラある存在感は、ミュージカルにおけるコロレドそのものと言えるかもしれません。旧演出ではコミカルに描かれている部分が多かったですが、新演出でコロレドは格好良さが増しています。

アルコ伯爵

コロレド大司教の部下。大司教との和解を拒否したヴォルフガングに腹を立て足蹴りした事件が有名。

ミュージカルでも足蹴りシーンが出てくる。

主な歌
♪何処だ、モーツァルト!

セシリア・ウェーバー

コンスタンツェの母。ヴォルフガングとコンスタンツェが交際する際、2人が3年以内に結婚することを条件にし、結婚しない場合は違約金を払うようヴォルフガングを脅す。

主な歌
♪マトモな家庭
♪セシリアとヴォルフガング

シカネーダー

旅回りの一座を経て劇場興行師からウィーンの劇場支配人になった人物。巡業の最中、1780年にヴォルフガングとザルツブルクで出会う。モーツァルトのオペラ『魔笛』の台本を手掛け、自らもパパゲーノ役で出演。

補足
ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場(正確にはその前身のアウフ・デア・ヴィーデン劇場)を設立した人物で、ここで「♪魔笛」の初演が行われました。アン・デア・ウィーン劇場はミュージカル『モーツァルト!』、『エリザベート』が初演された劇場です。
主な歌
♪チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに
♪全てがイカサマ

ミュージカル『モーツァルト!』解説

才能という概念を擬人化

ミュージカル『モーツァルト!』の一番の特徴は、才能を擬人化した子役が登場することです。

  • 完璧な才能をもち「奇跡の子」と呼ばれた幼少期のモーツァルト→「アマデ」
  • 成長した「肉体」を持ちありのままの人間モーツァルト→「ヴォルフガング」

と、モーツァルトという一人の人間を分けて表現します。

幼いモーツァルトは世間から陶磁器の子供のようだと称されていました。過去のパンフレットによると、ミュージカル『モーツァルト!』において、アマデを陶磁器の子供が神のごとき天与の才能を象徴的に表現したとのこと。

きねちゃん

ここでいう才能=単に能力の高い人という意味ではなく、神から与えられた使命の全うを要求する「さだめ」、運命または宿命とも考えられます。

ではなぜ、一人の人間を才能と肉体に分けたのか?

やはり過去パンフレットによると、ミュージカル『モーツァルト!』は、モーツァルトの死因は彼自身の才能による犠牲であると考え、製作されたからとのことです。

才能がモーツァルトを死に追いやったという解釈

音楽という神の使命を果たすためにモーツァルトが生まれてきたのだとしたら、妥協など許されず、

  • 彼の才能(アマデ)が肉体(ヴォルフガング)を追い詰め全てを奪い命を削った
  • 肉体(ヴォルフガング)が才能(アマデ)に全てを捧げた

と解釈ができ、本作で才能を具象化したことで、自らの才能に翻弄されたモーツァルトの生涯を描いた作品となったわけですね。

肉体(ヴォルフガング)と才能(アマデ)の葛藤は、家族との絆、有力者(コロレド大司教)からの庇護など多くをヴォルフガングから奪い、自由に生きたい気持ちと神の使命を果たそうとするモーツァルトに苦しみを与えます。

才能のある人間は平凡には生きられない。モーツァルトの才能は天の恵みだったのか、それとも重荷だったのか。

 
なお35歳と若くして亡くなったモーツァルトの死の原因は腎臓病、ペスト、リウマチ熱…など150近くの説があり、いまだに不明です。

有名なのは1984年の映画「アマデウス」の題材にもなった、同時代の作曲家アントニオ・サリエリによる毒殺ですが、これは真実ではないでしょう。

消費される天才像アマデ

この作品では、人間性(ヴォルフガング)が無視され、才能(アマデ)の部分だけ利用され消費されるという点も描かれています。

アマデを消費する人々

  • 神童ともてはやされた子供時代を愛した父レオポルト
  • 人間性は認めずも天才性に執着するコロレド大司教
  • 天才の科学的解明のために墓を採掘するドクトル・メスマー
  • モーツァルトの才能で「魔笛」のオペラを作りたいシカネーダー
  • モーツァルトの作品を崇拝する当時の人々、または現代の私たち

※ヴァルトシュテッテン男爵夫人も、モーツァルトの才能に惹かれた人間の一人だが、彼女はモーツァルトの内面(ヴォルフガング)もみている。

きねちゃん

アマデは様々に解釈できる役だと思います。

アマデはヴォルフガングの幼少期の才能を表しているだけなのか、彼を「神童」と驚嘆した父や人々の称賛が祭り上げた存在なのか、ヴォルフから全てを奪う悪魔だったのか、光だったのか影だったのか。

父からの自立がもたらした才能の飛躍と家族の破壊

ミュージカル『モーツァルト!』の重要なテーマの一つが、父と息子の関係。

史実では、モーツァルトは父から当時受けられる最高の音楽教育を受け、その才能を存分に発揮するようになります。

神のごとき才能を授けられたのはヴォルフガングですが、それに気づき才能を伸ばしたのは父レオポルト。

そして、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの現在よく演奏される名曲の数々は、初めて父が同行できなかったマンハイム・パリ旅行以降のものがほとんどです。

つまりある時期まで父は必要でしたが、才能がさらに飛躍するには、父から自立する事が必須ということ。

しかし自分の全てを捧げてきた父親にとって、息子が自由にしかも自分の反対を押し切って行動することは許せないことでした。

 

ミュージカルでも父から自立しようとするヴォルフガングと父レオポルトの争うシーンが何度か出てきます。

「私ほどお前を愛するものはいない」と繰り返す父親のエゴ、
「どうしてありのままの僕を愛してくれないの」と息子の叫び。

現在の常識で考えるとレオポルトが支配的で息子への悪影響が気になるところですが、当時貴族階級ではなかったモーツァルト一家がヴォルフガングに全てを賭けていた状況を考えると、「才能」に翻弄された家族の物語にもみえます。

「才能」に翻弄されたモーツァルト一家~与えられ奪われた~ミュージカル『モーツァルト!』 

『エリザベート』との共通点

『モーツァルト!』の作詞作曲は、大ヒットウィーン・ミュージカル『エリザベート』のミヒャエル・クンツェさん、シルヴェスター・リーヴァイさん。

『モーツァルト!』と『エリザベート』には共通点があります。

概念を擬人化した存在

『モーツァルト!』では、幼い頃の完璧な才能「アマデ」子役で登場。

『エリザベート』では、「死」を擬人化させたトートが登場。
エリザベート歴代トート役(東宝・帝劇ミュージカル)まとめ※感想つき

束縛からの解放

『モーツァルト!』では、ヴォルフガングの父レオポルト、大司教コロレドの束縛からの解放。彼の才能からの解放。

『エリザベート』では、シシィの宮廷生活、皇后の義務からの解放。誰からも束縛されない自由。最後は生からの解放。

個人的考察:なぜモーツァルトが題材になったのか

①他の作曲家では成り立たない~モーツァルトだから書ける神の音楽~

ミュージカル『モーツァルト!』は、父と息子の葛藤、権力者の支配からの解放など様々なテーマが描かれていますが、最大の特徴は才能を具象化した神童「アマデ」がいることでしょう。

しかし神童と呼ばれた音楽家は他にもいます。では他の作曲家で同じような作品を作れないのでしょうか?

私はクラシックの音楽家の中ではベートーヴェンが一番好きで、ベートーヴェンも子供のころ神童と呼ばれていました。

でも、ベートーヴェンではやはりこの作品は成り立たないのです。

例えばベートーヴェンが作る曲は、苦難を乗り越え喜びに辿り着いた人間の音楽です。

バッハの曲は、人間が神に捧げる音楽。

しかしモーツァルトの音楽は、天使が奏で神が喜ぶ音楽です。

バッハとモーツァルトの例えは、神学者カール・バルトの有名な比喩論ですが、祈りや悔悛など人間側の事情を介さないモーツァルトの音楽をうまく例えたものです。

「人間の音楽」ではなく「神の音楽」だからこそ、神が求める才能を拒めるはずもなく、その使命のために全てを捧げた人間ヴォルフガング。

この構図は、やはりモーツァルトではないと成立しません。

よく知られている話ですが、モーツァルトの音楽はヒーリング効果が高いと証明されています。

風のそよぎや小川のせせらぎのような自然界に存在する1/f(エフ分の1)ゆらぎ(アルファ波)で進行する楽曲が多いからです。

18世紀のモーツァルトがアルファ波を意識して作曲したはずはないので(笑)、神様が配置したような曲を次々と産み出したモーツァルトは、やはり名だたる大作曲家の中でも別格の存在です。

尚、ベートーヴェンを題材にミヒャエル・クンツェさんとシルベスター・リーヴァイさんはミュージカル化をすすめているとのこと。ベートーヴェンファンとしては、非常に気になります。

②称賛される天才性と忘れられる人間性

ミュージカル『モーツァルト!』では、「ありのままの僕を愛して欲しい」と願う人間ヴォルフガングの姿が描かれています。

人々が称賛するのは、天才性の部分で彼の人間性をみようとはしません。父親でさえも。

 
実際のモーツァルトの性格は人なつこく、人からの称賛や愛情を欲する人でした。

姉ナンネールの話を元にした伝記に、「日に10回も自分が好きか親しい人たちに尋ね、冗談で嫌いと言われると、涙を浮かべた」というものがあります。

寂しがり屋さんです。。しかしそんなモーツァルト像を知っても、彼の音楽を聞くとモーツァルトという人間の存在をつい忘れてしまいます。

モーツァルトの曲は音楽的純粋性が高く、音の美しさを極めたものです。

時に軽やかですばしこく、神秘の泉に足を浸してみたような、不思議なキラキラ感に包まれるような。

先ほども書いたように、人間の事情を介さない神の音楽。

でも美しい音楽の裏に、愛を求めるモーツァルトがいる。寂しがっているモーツァルトがいる。

モーツァルトのように、天才であるがゆえにその人間性が忘れられてしまう音楽家はいないかもしれません。だからこそこの作品は成り立っているのでは?と思います。

そしてモーツァルトの明るさと哀しさをみせてくれるのがこの作品のヴォルフガングであり、「ありのままの僕を愛して欲しい」と願う一人の人間です。

ミュージカルで、モーツァルトの天才性と人間性を分けたアイディアも凄いですし、ヴォルフガングの光と影を演じる役者さんたちも毎回見事だと思います。

『モーツァルト!』注目曲5つ

シルヴェスター・リーヴァイさんの曲はどれも美しく、個人的にはレオポルトやナンネール、コロレド大司教の曲も大好きなんですが、ここでは次の5曲をピックアップしました。

僕こそ音楽(ミュージック)

一幕前半、音楽と一体になったヴォルフガングが生き生きと歌うナンバー。

ミュージカルコンやテレビなどでもよく歌われている曲で、もしかしたら『モーツァルト!』で一番有名な曲かも?

そして二幕ラストでも同じメロディ―をヴォルフガングがつぶやきます。一幕との差に注目したいところ。

尚この曲は、1777年11月にヴォルフガングが父に充てた次の手紙から引用しているのではないか?と思います。

「僕は詩的なものは書けません。詩人ではありませんから。僕は表現を巧みに描き分けて影や光を生み出すことは出来ません。画家ではないですから。身振りで感情や考えをあらわすこともできません。踊り手ではないですから。でも音でならそれが出来ます。音楽家ですから。」

星から降る金

ヴァルトシュテッテン男爵夫人が歌う、美しく壮大なメロディーで名曲中の名曲。

2020年8月に視聴した韓国版の配信では、カーテンコールでキャスト全員がこの曲を歌っていて泣けました。(韓国版の曲タイトル:黄金星)

失意のマンハイム・パリ旅行からザルツブルクへ戻り、オルガン奏者として働いていたヴォルフガングのところに、ヴァルトシュテッテン男爵夫人が訪れウィーン行きを打診するシーンで歌われます。

モーツァルトの才能を伸ばすためウィーンへ連れて行きたい男爵夫人と、「息子のことは自分が一番知っている」と反対する父レオポルト。

おとぎ話風のストーリーで始まり、曲の美しさに心を奪われますが、歌詞の内容は「束縛からの解放」「選ばれた人間はその運命から逃れられない」ことを意味し、この曲こそミュージカル『モーツァルト!』そのものではないかと思います。

影を逃れて

領主の大司教コロレドと決裂し、自分の力でやっていくと決意した直後にヴォルフガングが歌う曲。

束縛や支配から逃れ自由になったと喜ぶも、自分自身の運命(才能、アマデ)にとらわれていた事に気づくヴォルフガング。

一幕ラストのナンバーです。

ダンスはやめられない

妻コンスタンツェの曲。空っぽの部屋に帰ってきたコンスタンツェが悪妻っぽく「誰が片付けるの」「もし彼が神に召されても泣いたりなんかしない」と歌いますが、「芸術家の妻だからインスピレーション与えなくては」とも揺れ動きます。

日本版の「インスピレーション与えなくては・・・」を自分の欲を押し殺すように消えそうな声で歌う最後が、個人的にとても好きです。

何故愛せないの?

公演が成功し父レオポルトも喜んでくれると思ったのに、父は認めてくれなかった。

なぜ、ありのままの自分を愛してくれないのか?

父からの自立に目覚めるヴォルフガング
父から完全拒絶されて絶望に打ちのめされるヴォルフガング。

と、各役者さんのヴォルフガング像に注目。

ミュージカル『モーツァルト!』曲・セットリスト(東宝版)

【最新】新演出版2018年~


日本語タイトル
1幕
プロローグ
ピアノ・ソナタ へ長調(KV280)
奇跡の子レオポルト、客たち
人は忘れるレオポルト、ヴァルトシュテッテン男爵夫人、客たち
赤いコートヴォルフガング、ナンネール、レオポルト
僕こそ音楽(ミュージック)ヴォルフガング
何処だ、モーツァルト!ヴォルフガング、コロレド大司教、レオポルト、アルコ伯爵、召使たち
セレナード第6番 二長調(KV239)
私ほどお前を愛するものはいないヴォルフガング、レオポルト
まァ、モーツァルトの娘さん!ナンネール、アルコ伯爵、市場の人たち、通行人たち
マトモな家庭ヴォルフガング、セシリア、フリードリン、ヨゼファ、アロイズィア、コンスタンツェ、ゾフィ
心を鉄に閉じ込めてレオポルト
ピアノ・ソナタ ハ短調(KV457)
母の死ヴォルフガング
残酷な人生ヴォルフガング
居酒屋ザルツブブルクの市民たち
チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートにシカネーダー、市民たち
オルガン・ソナタ(KV336)
星から降る金ヴァルトシュテッテン男爵夫人
私ほどお前を愛するものはいない(リプライズ)ヴォルフガング、ナンネール、レオポルト
神が私に委ねたものコロレド大司教
全てがイカサマシカネーダー、観衆
セシリアとヴォルフガングセシリア、シカネーダー、観衆
並の男じゃないヴォルフガング、観衆
このままのあなたコンスタンツェ
終わりのない音楽ナンネール、レオポルト
僕はウィーンに残るヴォルフガング、コロレド大司教、アルコ伯爵、召使たち
影を逃れてヴォルフガング、人びと
2幕
プロローグ
ピアノ・コンチェルト第24番 ハ短調(KV491)
ここはウィーンヴァルトシュテッテン男爵夫人、シカネーダー、アフリジオ、メスマー、サリエリ、アルタリア、ヴァーゲンザイル、ツィンツェンドルフ伯爵、カヴァリエリ、ヴァーゼンザイル夫人、ルンベケ伯爵夫人、アウエルンハンマー、ホーファー、客たち
愛していればわかり合えるヴォルフガング、コンスタンツェ
愛していればわかり合える(リプライズ)ヴォルフガング、コンスタンツェ
プリンスは出て行ったナンネール、レオポルト
友だち甲斐ヴォルフガング、シカネーダー、フランツ、ベネディクト、ヨハン
ダンスはやめられないコンスタンツェ
歌劇「皇帝ティトの慈悲」序曲(KV621)
神よ、何故許されるコロレド大司教
ピアノ・コンチェルト第9番 変ホ長調(KV271)
ウィーンのレオポルトヴォルフガング、ヴァルトシュテッテン男爵夫人、レオポルト
私ほどお前を愛するものはいない(リプライズ)レオポルト
何故愛せないの?ヴォルフガング
乾杯!ヴォルフガングヴォルフガング、コンスタンツェ
誰が誰?仮面の人びと
謎解きゲームヴォルフガング、コロレド大司教、レオポルト、仮面の人びと
誰が誰?(リプライズ)仮面の人びと
借金の手紙ヴォルフガング、コンスタンツェ、セシリア、ヨゼファ、アロイズィア、ゾフィ
パパが亡くなったわコンスタンツェ、ナンネール、セシリア、ヨゼファ、アロイズィア、ゾフィ
父への悔悟ヴォルフガング
モーツァルトの混乱ヴォルフガング、コンスタンツェ
星から降る金(リプライズ)ヴァルトシュテッテン男爵夫人
フランス革命ヴォルフガング、シカネーダー、市民たち
破滅への道ヴォルフガング、コロレド大司教
あのままのあなたコンスタンツェ
夜の女王 歌劇「魔笛」(KV620)より
モーツァルト!モーツァルト!ヴァルトシュテッテン男爵夫人、コロレド大司教、人びと
モーツァルトの死ヴォルフガング
音楽の泉
影を逃れて(フィナーレ)全員

旧演出版2002年~2014年

旧演出→新演出:曲の変更点

新演出追加曲:「♪破滅への道」(ヴォルフガング、コロレド大司教)
新演出でカットされた曲:「♪パリ旅行」(レオポルト)「♪ダンスはやめられない(リプライズ)」(コンスタンツェ、ヴォルフガング)

ミュージカル『モーツァルト!』CD&DVD、Blu-ray

CD

東宝版「モーツァルト!」 ハイライト・スタジオ録音盤CD

2005年度キャストによるスタジオ録音盤

キャスト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト / 井上芳雄(Wキャスト)  中川晃教(Wキャスト)
コンスタンツェ / 西田ひかる(Wキャスト) 木村佳乃(Wキャスト)
ナンネール/ 高橋由美子
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 / 久世星佳(トリプルキャスト) 香寿たつき(トリプルキャスト) 一路真輝(トリプルキャスト) 
コロレド大司教 / 山口祐一郎
レオポルト・モーツァルト / 市村正親
エマヌエル・シカネーダー / 吉野圭吾
公式サイト(東宝モール)
日本初演ライヴ盤があったのですが、廃盤になっています。

ウィーン版「MOZART!」ウィーン初演版キャストアルバム


Mozart! Ein Musical

キャスト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/Yngve Gasoy-Romdal
レオポルド・モーツァルト:/Thomas Borchert
コロレド大司教/Uwe Kröger
コンスタンツェ/Ruth Brauer-Kvam
ナンネール/Caroline Vasicek
ヴァルドシュテッテン男爵夫人/Lenneke Willemsen
エマヌエル・シカネーダー/Boris Eder
ウィーン版「MOZART!-DAS MUSICAL」新演出版ライブCD


MOZART!-DAS MUSICAL

キャスト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/Oedo Kuipers
レオポルド・モーツァルト:/Thomas Borchert
コロレド大司教/Mark Seibert
コンスタンツェ/Franziska Schuster
ナンネール/Barbara Obermeier
ヴァルドシュテッテン男爵夫人/Ana Milva Gomes

他に、ブタペスト版、韓国版などもあり。

DVD/ブルーレイ

東宝版「モーツァルト!」DVD 【井上芳雄Ver.】
キャスト
ヴォルフガング・モーツァルト/井上芳雄
コンスタンツェ/ソニン
ナンネール/花總まり
ヴァルトシュテッテン男爵夫人/香寿たつき
セシリア・ウェーバー/阿知波悟美
アルコ伯爵/武岡淳一
エマヌエル・シカネーダー/吉野圭吾
コロレド大司教/山口祐一郎
レオポルト/市村正親
アマデ/日浦美菜子
公式サイト(東宝モール)
東宝版「モーツァルト!」DVD 【山崎育三郎Ver.】
キャスト
ヴォルフガング・モーツァルト/山崎育三郎
コンスタンツェ/平野 綾
ナンネール/花總まり
ヴァルトシュテッテン男爵夫人/春野寿美礼
セシリア・ウェーバー/阿知波悟美
アルコ伯爵/武岡淳一
エマヌエル・シカネーダー/吉野圭吾
コロレド大司教/山口祐一郎
レオポルト/市村正親
アマデ/柿原りんか
公式サイト(東宝モール)
ウィーン版 Mozart! Das Musical – Live aus dem Raimundtheater(Blu-ray/DVD)


Mozart! Das Musical – Live aus dem Raimundtheater

キャスト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/Oedo Kuipers
レオポルド・モーツァルト:/Thomas Borchert
コロレド大司教/Mark Seibert
コンスタンツェ/Franziska Schuster
ナンネール/Barbara Obermeier
ヴァルドシュテッテン男爵夫人/Ana Milva Gomes

モーツァルト!日本公演記録


公演年公演会場
2002年(初演)日生劇場、シアター・ドラマシティ、帝国劇場
2005年梅田芸術劇場、帝国劇場、中日劇場、博多座
2007年帝国劇場
2010年~2011年芸国劇場、梅田芸術劇場、金沢歌舞伎座
2014年~2015年帝国劇場、梅田芸術劇場
2018年帝国劇場、梅田芸術劇場、御園座
2021年帝国劇場、札幌文化芸術劇場hitaru、梅田芸術劇場メインホール

プロモーション・舞台動画

日本版(東宝版)

TohoChannelより引用

2014年『モーツァルト!』♪僕こそ音楽/井上 芳雄&山崎 育三郎

2014年『モーツァルト!』プロモーション映像

2014年『モーツァルト!』PV【舞台映像Ver.】

2018年『モーツァルト!』歌唱披露/古川雄大 ♪「僕こそ音楽」

2018年『モーツァルト!』歌唱披露/ 山崎育三郎&平野綾 ♪「愛していれば分かり合える」

2018年『モーツァルト!』2018新PV【扮装ビジュアルVer.】

2018年『モーツァルト!』2018PV【舞台映像Ver.】

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