実際に、美術科高校に通っていた方の体験談を見ると、美術科だからといってみんな絵が上手いわけではないということ。
ただ、実技試験などの授業等で絵の評価をされるので、絵が上手いほうが評価はされます。(芸術系の大学への進学は学力も必要)
あと、美術の課題が多いので、日々の時間が足りなくなるという人も多かったですね。
普通科に比べて、そのあたりは大変な印象でした。
本格的な高校だと、8割ぐらいは美術系の大学を目指すので、美術研究所に通う人もいます。
美術系の大学に行く場合、一般的な大学に比べて学費もかかります。
美術系で学費が唯一安いのは、東京芸術大学だけですが超難関なので通常は浪人して入学するのが一般的です。
例えば、年収500万の一般家庭で、下記のような大学の学費を出すのはかなり大変なことなのでそのあたりも考える必要があります。
約600〜800万円(1年あたり最低200万)
約250万(1年あたり60万)
文科系:約398万円(1年あたり100万)
理科系:約542万円(1年あたり140万)
医歯系:約2357万円(1年あたり600万)
高校のちからの入れ具合によりますが、美術科に入ったから全員が美大に進むわけではないです。普通の大学へ進学する人も多い高校や、半分以上が美術系の大学を受ける高校もあります。予備校や美術研究所に通う人は、お金もかかるので親と相談して進路を決めましょう。
美術研究所(びじゅつけんきゅうじょ)は、美術関連の研究機関、画家養成機関、または画塾の呼称。 九州英数学舘美大受験科別科福岡美術研究所、河合塾美術研究所、すいどーばた美術学院(美術研究所「すいどーばた洋画会」)のように、美大予備校でも美術研究所と表記しているのもある。 wikipedia
※大阪市立美術館の美術研究所のように休止・縮小するところもでてきてるので、運営が厳しくなっているところもあります。