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新作ミュージカル『イリュージョニスト』あらすじ&登場人物紹介!

世界初演、日英共同制作のオリジナル新作ミュージカル『The Illusionist-イリュージョニスト-』が、日生劇場(東京・有楽町/日比谷)で上演されます。演出は『タイタニック』、『グランドホテル』のトム・サザーランドさん。2021年1月18日(月)~1月29日(金)、日生劇場で上演予定。

ミュージカル『イリュージョニスト』は多くの困難を乗り越え、最終的に3日間、5公演のみのコンサート形式で無事千秋楽を迎えました。いつか必ず完全版としての上演があると信じ、その日を楽しみにしています!

きねちゃん

『イリュージョニスト』は、『幻影師アイゼンハイム』(小説・映画)が原作の作品。ハプスブルク帝国が終焉を迎えようとしている世紀末のウィーンが舞台です。
 
ストーリーはフィクションですが…
 
映画では、崩壊一歩手前のハプスブルク家に話が微妙にリンク。

オーストリア皇太子レオポルドは、エリザベートの息子ルドルフがモデルです😳

詳しくはこちら→世紀末のハプスブルク家とリンクしている作品

基本情報

原作/脚本/作詞・作曲/演出

原作映画:『幻影師アイゼンハイム』(2006年)

脚本:ピーター・ドゥーシャン
作詞・作曲:マイケル・ブルース
演出:トム・サザーランド
オーケストレーション・音楽監督:島健

ミュージカル『イリュージョニスト』は、2006年公開の映画『幻影師アイゼンハイム』を原作にしています。

映画のもとになったのは、幻想文学の作品で知られるピューリッツァー賞受賞作家スティーヴン・ミルハウザーの短編小説。

原作小説:スティーヴン・ミルハウザー作『幻影師、アイゼンハイム』


バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

この小説にインスピレーションを得たニール・バーガー監督が、映画『幻影師アイゼンハイム』を制作しました。

ミュージカル版が参考にしたのは映画『幻影師アイゼンハイム』の方で、原作本のストーリーとはかけ離れています。(原作本を読んでもネタバレになりません)

きねちゃん

『幻影師、アイゼンハイム』は「バーナム博物館」の中の短編。「バーナム博物館」のバーナムは映画「グレイテスト・ショーマン」のP・T・バーナムです。バーナムの半生を描いたミュージカル「BARNUM(バーナム)」も今年3月に上演される予定です。

上演時間(コンサート形式)

約2時間(休憩なし)

開場時間
ロビー開場は開演の45分前、客席開場は開演の30分前

公演日程

日生劇場(東京)2021年1月18日(月)~1月29日(金)

・1月27日(水)13:30/18:30 ⇒【変更】13:30/17:45

・1月28日(木)13:30

・1月29日(金)13:30/18:30 ⇒【変更】13:30/17:45

詳細:https://www.umegei.com/system/information/detail/204

作品特徴
娯楽
(2.0)
ミステリー
(5.0)
ラブ
(5.0)
ノンフィクション
(2.0)
子供向け
(1.0)

物語の舞台:ウィーン

ミュージカル『The Illusionist-イリュージョニスト-』のあらすじ

ストーリー

19世紀末のウィーン。

イリュージョニスト・アイゼンハイムは、興行主ジーガと共に世界中を巡業していた。

魅力的なイリュージョンで大衆の心をつかむアイゼンハイム。

ウィーンでの公演中、アイゼンハイムは幼い頃お互いに恋心を寄せ合った公爵令嬢ソフィと再会する。

二人は身分が違い無理矢理引き裂かれた過去があった。

再会したソフィはオーストリア皇太子レオポルドと婚約間近。

レオポルドはハンガリー人から人気の高いソフィと結婚し、ハンガリー人を味方につけて皇帝につこうとしていた。

しかし再会したアイゼンハイムとソフィは変わらぬ愛を確かめ合い、逢瀬を重ねる。

二人の密会を知ったレオポルドは激怒し、剣を手にソフィを追う。

その夜、ソフィは死体となって発見された…..


「目の前に見えているものが真実とは限らない」

嘘と真実に翻弄されるのは誰か~

登場人物&キャスト

新作ミュージカルなので、映画『幻影師アイゼンハイム』を元に登場人物を紹介しています。

なお、皇太子レオポルドは、映画のもとになったミルハウザーの小説『幻影師、アイゼンハイム』には登場しない人物です。小説ではアイゼンハイムが求愛するソフィ―という女性が出てきますが、映画とは設定が異なります。

キャスト表


キャスト
アイゼンハイム 海宝直人
レオポルド皇太子 成河
ソフィ 愛希れいか
ウール警部 栗原英雄
ジーガ 濱田めぐみ


新井海人、池谷祐子、岡本華奈、伽藍 琳、工藤広夢、斎藤准一郎、杉浦奎介、仙名立宗、染谷洸太、常川藍里、當真一嘉、湊 陽奈、安福 毅、柳本奈都子

アイゼンハイム:海宝直人

役柄

不思議な技を操るイリュージョニスト。

もとは家具職人の息子で名前はエドゥアルド。

幼いころ道で出会った奇術師の技に魅了される。ある日、テッシェン公爵令嬢のソフィと出会い二人は惹かれあうが、身分の違いから引き離されてしまう。

失意のエドゥアルドは名前をアイゼンハイムと変え世界中を旅し、奇術の腕を磨き15年後、ウィーンへ戻ってくる。

海宝直人(かいほう なおと)

生年月日 1988年7月4日
出生地 千葉県
身長 176cm
血液型 A型

数多くのミュージカル作品で活躍。劇団四季『美女と野獣』のチップ役で舞台デビュー。『ライオンキング』初代ヤングシンバ。『アラジン』、『レ・ミゼラブル』、『ノートルダムの鐘』、『ジャージー・ボーイズ』、『アナスタシア』などに出演。

レオポルド皇太子:成河

役柄

オーストリア皇太子。

暴力的で冷酷な「いかにも嫌な人間」。人物像は異なるが、設定等はルドルフ皇太子がモデルになっている。

成河(ソンハ)

生年月日 1981年3月26日
出生地  東京都
身長 168cm
血液型 B型

大学時代から演劇を始める。2004年『エンジェルス・イン・アメリカ』のエンジェルス役に抜擢され注目をされて以降、数々の舞台に出演し存在感を示している。ストレートプレイ、テレビドラマ、映画でも活躍。映画『美女と野獣』ではルミエール役の吹き替えを担当。本作の演出をしているトム・サザーランドさんの『グランドホテル』に出演。他に『ハムレット』、『100万回生きたねこ』、『スリル・ミー』、『エリザベート』など。

ソフィ:愛希れいか

役柄

テッシェン公爵令嬢。幼い頃、アイゼンハイム(エドゥアルド)と恋に落ち一緒に逃げようとするが、引き裂かれてしまう。

ハンガリー人に人気が高く、ハンガリーの後ろ盾で皇帝になりたいレオポルドと婚約間近。

愛希れいか(まなき れいか)

生年月日 1991年8月21日
出生地  福井県
身長 167cm
血液型 A型
愛称 ちゃぴ

宝塚で男役後、娘役へと転向。2018年「エリザベート -愛と死の輪舞-」でタイトルロールを演じ退団。退団後は、東宝『エリザベート』、『ファントム』に出演。

ウール警部:栗原英雄

役柄

ソフィの事件の真相を追う警部。趣味で手品をやっている。

皇太子レオポルドの腹心ながら、ソフィーの事件の捜査にあたって皇太子の犯行を探す事も辞さない職務に忠実な人物。

アイゼンハイムを監視するが、平民出(肉屋の息子)であるがゆえアイゼンハイムに共感を示す。

ミュージカルではストーリーテラーも兼ねる。

栗原英雄(くりはら ひでお)

生年月日 1965年7月4日
出生地  栃木県
身長 174cm
血液型 B型

劇団四季で『コーラスライン』、『ライオンキング』、『マンマ・ミーア!』など多数出演。退団後、ミュージカル、ストレートプレイ、映画などで活躍。テレビドラマ『真田丸』、『半沢直樹』、ミュージカル『タイタニック』、『パジャマゲーム』 、『メンフィス』など。2022大河ドラマ「鎌倉殿の13人」大江広元役で出演予定。

演出のトム・サザーランド氏は、『イリュージョニスト』の日本での世界初演が決定したと同時に、『タイタニック』、『パジャマゲーム』 などで共演している栗原さんに参加を依頼したそうです。観客と舞台の橋渡しも兼ね、イリュージョニストの世界に連れて行ってくれるウール役は栗原さん以外に思いつかなかったそうですよ😊 (プログラム参照)

ジーガ:濱田めぐみ

役柄

原作映画では男性が演じている。アイゼンハイムと共に巡業し成功に執心する興行主。ミュージカルでは幼少時からアイゼンハイムを育てたロマの設定。

濱田めぐみ(はまだ めぐみ)

生年月日 1972年8月2日
出生地  福岡県
身長 165.5cm
血液型 B型

音楽座を経て劇団四季へ入団。入団3ヶ月弱で『美女と野獣』ヒロインのベル役でデビュー。『ライオンキング』、『アイーダ』、『ウィキッド』などオリジナルキャストでヒロインを演じる。退団後も『ラブ・ネバー・ダイ』、『サンセット大通り』、『メリー・ポピンズ』など多くの作品にヒロイン役で出演。

三浦春馬さんのアイゼンハイム

主役アイゼンハイム役の予定だった三浦春馬さんの記録

公式ツイッター

当初のパンフ

SONG LIST(ミュージカルナンバー)

公演プログラム参照

Truth 真実
World of Make Believe 嘘の世界で
Warm-Up Act (Underscore) 前座の出し物(アンダースコア)
Zsig’s Cue (Underscore) ジーガのキュー(アンダースコア)
You Fool People (Underscore) 人を欺く (アンダースコア)
The Perfect Trick 完璧なトリック
Shadow Trick (Underscore) 影のトリック (アンダースコア)
World of Make Believe (Coda) 嘘の世界で(コーダ)
World of Make Believe (Uhl/Zsiga) 嘘の世界で(ウール/ジーガ)
Goodbye Again サヨナラはもう
Wahrheit Wahrheit
Everything Willl Be Explained 全ては解明できる
If I Could Escape in Your Arms その腕の中へ
Play the Game ゲームさ
Without Her 君がいない世界
Zsiga Picks Up Eisenheim ジーガの励まし
Funeral Mass 葬儀のミサ
A Reasonable Man 理性の男
Truth (Reprise) 真実(リプライズ)
Now I Know 解ったよ
Crossing the Line やって来た
Crossing the Line (Coda) やって来た(コーダ)
I Remember You 忘れない
Doubt 疑い
The Final Act 幕切れ
Goodbye Zsiga (Underscore) さよなら、ジーガ(アンダースコア)
Watch the Stage  ご覧よ
The Locket (Underscore) ロケット (アンダースコア)
Everything Will Be Explained (Reprise) 全ては解明できる (リプライズ)
Finale フィナーレ

世紀末のハプスブルク家とリンクしている作品

ストーリー自体はフィクションですが、原作映画『幻影師アイゼンハイム』では世紀末のハプスブルク家とリンクする箇所がいくつか。

皇太子レオポルドは、皇太子ルドルフがモデルです。

ルドルフは、フランツ・ヨーゼフとエリザベートの一人息子。オーストリア皇太子です。マイヤーリンクで悲劇的な最期を遂げた事で有名ですね。

レオポルドもルドルフも国の行く末を案ずる過激派で、ハンガリーの後ろ盾で皇帝になろうとします。

ただし…映画『幻影師アイゼンハイム』で描かれる皇太子レオポルドは冷酷で暴力的な人物。皇太子ルドルフの性格がそっくりそのまま受け継がれたようには思えません。

両者の性格の違いについては、千街晶之氏「原作と映像の交叉光線 ミステリ映像の現在形」に、レオポルドの性格にはフランツ・フェルディナント大公のイメージが交えてあるのではないか?と書かれていて興味深いと思いました。

フランツ・フェルディナント大公は、ルドルフ死後皇太子になり、サラエヴォで暗殺された人物です。

フランツ・フェルディナント大公が実際に暴力的だったのかわからないのですが(愛妻家のイメージが強いです)、プライドが高く攻撃的でオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ一世とは仲が悪い人でした。

映画ではレオポルドの部屋へ続く廊下に鹿の剥製がずらっと並びます。私は実際に狩猟の館に使われ悲劇の現場となったマイヤーリンクを連想しましたが、同じく千街晶之氏の著書には、フランツ・フェルディナントは生前6000頭の鹿を撃ち殺したとされ、このことからもフランツ・フェルディナントのイメージを取り入れているのかもしれません。

あと、映画タイトルになっている「Illusionist」。

ネタバレになるので詳しく書くのは避けますが、マイヤーリンク事件の犠牲者、マリー・フォン・ヴェッツェラの身に起こったことと絡めている可能性があると千街晶之氏は指摘されています。

詳しくは本に書かれているので、興味のある方はどうぞ↓


原作と映像の交叉光線 (ミステリ映像の現在形) (キイ・ライブラリー)

さて、ハプスブルク家にリンクしている箇所は他にも。

映画でアイゼンハイムが肖像画を描くシーンがあり、そこに出てきたのはお鬚を蓄えたフランツ・ヨーゼフ一世。その肖像画をみた人々がレオポルドの「父上」と呼びます。

レオポルドがソフィに「母は16歳で子供を産んだ」といい、これはルドルフの母エリザベートを指しています。

レオポルドと婚約間近のソフィも、「自由が無い」と嘆くなどエリザベートの人物像が若干投影されているよう。

ソフィはハンガリー人から人気があるため、ハンガリーの後ろ盾で皇帝になりたいレオポルドが政略結婚をもくろみます。

これもハンガリーを愛し愛され、オーストリア・ハンガリー帝国の成立に大きな働きをしたエリザベートを思わせるところです。

もっとも、史実ではエリザベートはフランツ・ヨーゼフ一世の一目惚れで結婚しているので、そこに「愛」がありました。

あと一つ。

映画では、この作品はウール警部の目線で語られることも多く、一体誰の物語なのか?と考えさせられます。

このあたりは、エリザベートを暗殺したルキーニの悪夢で始まるミュージカル『エリザベート』を彷彿させます。(映画製作の際に、ミュージカル『エリザベート』を参考にしたかは不明ですが😳)

エリザベートやルドルフに興味のある方はこちらもどうぞ↓

登場時間20分弱!エリザベート歴代ルドルフ役(東宝・帝劇ミュージカル)について
東宝ミュージカル『エリザベート』基本情報(あらすじ・曲・登場人物など)まとめ
ミュージカル『エリザベート』&ハプスブルク家おすすめの関連本

『イリュージョニスト』原作映画(DVD)


The Illusionist – Trailer
by YouTube ムービー


幻影師 アイゼンハイム [DVD]

ミュージカルの原作になっているのが映画『幻影師 アイゼンハイム 』。

(エドワード・ノートン、ポール・ジアマッティ、ジェシカ・ビール、ルーファス・シーウェル出演。)

『幻影師 アイゼンハイム 』の動画配信は現在なく(2020年6月末現在)、

ブルーレイも出ていないので、見られるのはDVDです。

私はツタヤで『幻影師 アイゼンハイム 』DVDをレンタルしてみました。

TSUTAYA TV/DISCASでDVDを探す→

きねちゃん

私はミュージカル観劇前にみてしまいましたが、ミステリー要素が大きく、結末を知らない方が舞台初回は楽しめると思います!

映画『幻影師アイゼンハイム』(イリュージョニスト)動画配信はまだ。みるならDVDレンタルで

原作本


バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

10の短編をつづった小説本。この中の一つが、「幻影師、アイゼンハイム」です。

舞台映像

公開日:2021年5月11日

チケット発売

会員先行(梅田芸術劇場)12月4日

2020/12/4(金)11:00 ~ 2020/12/7(月)11:00【抽選】
抽選結果発表:2020/12/11(金)

梅田芸術劇場 先行予約ご案内登録フォーム
ミュージカル『イリュージョニスト』チケット先行

一般発売日:2021年1月11日

一般発売日が変更になりました。
変更前:2020年12月26日(土)午前10:00~

変更後:2021年1月11日(月祝)

料金:S席15,000円 / A席11,000円
(全席指定・税込・全席公演プログラム付き)
      
本公演は【Go Toイベント】対象公演

Go Toイベント割引適用の場合、
S席 15,000円➡️1,3000円
A席 11,000円➡️9,000円
(全席公演プログラム付き)

詳細URL(公式、ぴあ、ローソンチケット含む)