【再演】ミュージカル『キンキーブーツ』のあらすじ&曲&キャスト紹介※ローラやチャーリーに再び会える!!

2019年日本再演のミュージカル『キンキーブーツ(Kinky Boots)』は、実話を元にしたイギリスの地方都市が舞台の作品です。シンディ・ローパーが全曲書き下ろしブロードウェイでは6年のロングラン公演。2013年のトニー賞13部門ノミネート6部門受賞している作品です。

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日本版は小池徹平さんと三浦春馬さんのW主演で2016年に初演を迎え、2019年に同キャストで再演。

観ていて爽快感のある舞台で、その理由の1つが『ヘアスプレー』、リバイバル版『ラ・カージュ・オ・フォール』を振り付けした、ジェリー・ミッチェル氏が演出・振り付けしていること。

(『ヘアスプレー』は、2020年に渡辺直美さん主演で、日本初演を迎えるのでこちらも楽しみ)

ジェリー・ミッチェル氏自ら「アスレチック」と認めるように、運動量が多くスピーディーな振り付けが特徴で、そこにシンディ・ローパーのポップでノリの曲が加わり、これで盛り上がらないのは無理!というものです。

特にヒール15ccm超の真赤なブーツを履いて踊るドラァグクィーンのローラとエンジェルスの姿は圧巻です。

きねちゃん

初演時、ずっとピンヒールを履いていたローラとエンジェルスは氷水を張ったバケツに足を入れながらお稽古をしていたようです…><!

ダンスと音楽に加え、チャーリーとローラの友情、そして彼らの父に対する息子としての葛藤も丁寧に描かれています。

作品のテーマである「自分自身を受け入れる」「他人もあるがまま受け入れる」というメッセージが、押しつけがましくなく優しく心に響き、一人でも多くの人に観て欲しいなと個人的に思う舞台の一つです。

また作品自体が素晴らしいのはもちろん、日本公演の初演が成功したのは、出演された役者さんたちの力もすごく大きいと思っています。当時早く再演してほしいと思っていましたが、願いがかなって嬉しいです♪

MEMO
2019年4月に再演版を東急シアターオーブへ観に行きましたが、パワーアップしていています…!

目次

基本情報

原作:2005年の映画『キンキーブーツ』(英米合作)
脚本・歌詞: ハーヴェイ・ファイアスタイン
音楽(作詞・作曲):シンディ・ローパー
演出・振付:ジェリー・ミッチェル
日本版演出協力・上演台本:岸谷五朗
初演:2012年シカゴ、2013年ブロードウェイ、2006年日本
訳詞:森雪之丞

上演時間

2時間25分 ※過去公演参考

第一幕 70分
休憩  20分
第二幕 55分

2019年日本公演スケジュール

2019年4月16日~5月12日(東急シアターオーブ/東京)
2019年5月19日~5月28日(オリックス劇場/大阪)

作品評価

ブロードウェイ・ミュージカル

トニー賞年間最多の13部門にノミネート6部門受賞

新作部門の最優秀ミュージカル作品賞
シンディ・ローパーの最優秀楽曲賞
ジェリー・ミッチェルの振付賞
ビリー・ポーターの主演男優賞
シャイヴァーズの音響デザイン賞
オレマスの編曲賞

日本版

小池徹平
第42回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞(ミュージカル「1789 -バスティーユの恋人たち-」におけるロナン役、ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」におけるチャーリー・ブライス役の演技に対して) 参考:映画演劇文化教会

三浦春馬
第24回読売演劇大賞の杉村春子賞(「キンキーブーツ」の演技) 難役に挑む勇気と努力 参考:読売新聞

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ドラァグクィーンとは?


ミュージカル『キンキーブーツ』に出てくるローラとエンジェルスはドラァグクイーンです。

この作品で、チャーリーに「ドラァグクイーンとただの女装の違いはなに?」と聞かれたローラは次のように答えています。

ローラ「化粧をしてクレオパトラになるのがドラァグクイーンよ。ママの下着を履いたチャールズ皇太子になるのが、ただの女装」

ドラァグクイーンは、男性同性愛者が自己主張のパフォーマンスとして女装した事が始まりとされています。「女装する」といっても女らしくみせるのではなく、過度に女性を表現して、パフォーマンスとして昇華する人々のことを指すんですね。

男性の同性愛者、両性愛者に多いですが、近年では男女の異性愛者が行うこともあります。

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ミュージカル『キンキーブーツ』のあらすじ

一幕
イギリス中東部の田舎町ノーサンプトン(Northampton)。老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目とした生まれたチャーリー・プライスは、家業を継がず、フィアンセの二コラとロンドンで生活する道を選ぶ。

しかしその矢先に父のプライス氏が亡くなり、チャーリーは父親の工場を継ぐことになった。次期社長として帰郷したチャーリーは、実は会社が経営難で倒産寸前だったことを知る。

長年勤めた従業員を解雇しなければならず、苦悩しながらもひとりひとりに解雇通知を告げるチャーリー。しかし、幼馴染の従業員ローレンに解雇通告をすると、彼女から「倒産を待つだけでなく、ニッチな市場を開拓してみたら?」とハッパをかけられる。

靴の在庫処分のためにロンドンへ訪れたチャーリーは、フーリガンに絡まれていた”女性”を助けようとして、ブルー・エンジェルナイトクラブの美しいドラァグクィーン、ローラと出会う。

チャーリーは彼女の壊れたブーツを手にし、倒産寸前の工場を救うため「女装の男性たちの為のセクシーなブーツ」というニッチな商品を作ることを思いつく。

美しいブーツは女性物しか売っていないので、ローラはすぐに壊れてしまうブーツを我慢して履いていたのだ。

チャーリーは男性が履いても壊れない”頑丈なブーツ”を作ってみたが、不格好でローラには気に入らない。鮮烈な赤とセクシーなピンヒールがどれだけ重要かローラは力説する。

チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、2人は試作を重ねる。しかし靴工場の男性従業員はローラを受け入れる事が出来ない。特にドンという偏見の強い従業員は、ローラをあからさまに侮辱する。

周囲になじもうと、一旦は男性の格好をして工場に現れたローラだが、屈辱的な扱いを受けてトイレに籠ってしまう。

駆けつけたチャーリーに、ボクサーだった父親の期待に応えられなかった生い立ちを話すローラ。

お互いの境遇に共通点を見出したチャーリーとローラの間に友情が芽生え始める。

そしてついに「キンキーブーツ」が完成!

二幕
キンキーブーツをミラノの展示会に出品するため大忙しの「プライス&サン」。

「プライス&サン」の工場長ジョージや女性従業員からの信頼を得ていたローラは、男性の格好ではなくドラァグクィーンの扮装のまま働いていた。

そんなローラに偏見からドンは強くつっかかり確執が決定的になる。ボクシングで対決することになったローラとドン。プロボクサーだった父親から訓練を受けていたローラだが、ドンに勝ちを譲る。

そのことに気づいたドンにローラは「あるがままの他人を受け入れて」と提案する。

従業員たちと絆を深めるローラに対し、ミラノの品評会へ出品するプレッシャーからチャーリーは仲間たちに当たり散らしはじめ、言ってはいけない一言でローラを傷つけてしまう。

ローラとほとんどの従業員は工場から去ってしまい、残されたチャーリー。

キンキーブーツを履いてくれるメンバーがいなくなり、品評会では彼自身がキンキーブーツを履くしかなくなったが、15cmのハイヒールを履いてまっすぐ立つこともできない。

そこに現れたのは・・・

作品特徴

娯楽
(5.0)

悲劇
(2.0)

ミステリー
(1.0)

ラブ
(4.0)

ノンフィクション
(3.0)

子供向け
(4.0)

ダンス
(5.0)

物語の舞台:イギリス中東部の田舎町ノーサンプトン
演奏:バンド(生演奏)

登場人物と2019年キャスト


キャスト
2016、2019
チャーリー・プライス 小池徹平
ローラ 三浦春馬
ローレン ソニン
ニコラ 玉置成実
ドン 勝矢
ジョージ ひのあらた
パット 飯野めぐみ
トリッシュ 白木美貴子
ハリー 施鐘泰(JONTE)

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チャーリー・プライス Charlie Price

チャーリーはいわゆる「平凡な人」の代表。
老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目で、家業を継ぐ気はなかったが、父親が急死し倒産寸前の会社を引き継ぐ為に、戻りたくなかった故郷へ戻ることに。

強い意志をもって生きてきたわけでもなく、靴づくりに情熱があったわけでもない。女装する男性を差別しているつもりはないけれど、彼らと一緒に仕事をするのには人目が気になる。

突如経営難の会社を引き継ぎ、工場に長年尽くしてきた従業員にリストラを宣告してしまうチャーリーは最初情けなくもみえますが、チャーリーと同じ立場にたったら同じようにふるまうかもしれない…そう思えるような人物だと感じます。

そんなチャーリーも、ローラたちと様々な経験をしながら、見方を変えるだけで違う世界が開けてくることに気付いていきます。

ブロードウェイ『キンキーブーツ』演出・振付のジェリー・ミッチェル氏が「観客には、チャーリーとともに旅をする気分になってほしい」と語っているように、チャーリーは作品の中心人物です。

小池徹平(こいけ てっぺい)


生年月日 1986年1月5日
出生地 大阪府
身長 167cm
血液型 B型

MEMO
『第14回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリ受賞。2002年のフジテレビ系ドラマ『天体観測』で俳優デビュー。ミュージカル作品では、『デスノート The Musical』のL役、『1789 -バスティーユの恋人たち』の主演ロナン役、『キャバレー』クリフ役、『ロッキー・ホラー・ショー 』ブラッド役など。

この作品はドラァグクィーンのローラやエンジェルスがどうしても目立つので、「いわゆる普通の人」のチャーリーは演じるのに難しい役だと思います。

でも、突然倒産寸前の会社を引き継いでしまった(チャーリーにとっては)突如訪れた理不尽な境遇→従業員解雇してしまおうか→「変わったブーツ」で起死回生を図るため頑張る→ミラノ展示会へのプレッシャーで空回り→自分のせいで従業員やローラに去られてしまう→後になってわかる父親の偉大さ

…と、この作品はチャーリーの心の旅という事がよくわかる、とても丁寧なお芝居でローラに負けず劣らず心に残る小池さんの演技。物語の流れに欠かせない「軸」がチャーリーだという事がすごく伝わってきます。

初演はどちらかというと透明感のある歌声が印象的でしたが、再演ではそこに力強さが加わったように感じました。

キンキーブーツでの受賞

第42回菊田一夫演劇賞・演劇賞受賞(『1789』『キンキーブーツ』での評価) 参考:映画演劇文化教会
2016年ALL Aboutミュージカル・アワード新星賞 参考:Allabout

ローラ Lora

ブルー・エンジェルナイトクラブの美しいドラァグクィーン。

ローラは、プロボクサーだった父親から「男らしくあれ」と教えられてきましたが、そのようには生きられなかった葛藤や苦しみを抱えています。でも誰に対しても愛情を持ち、お互いに愛しあって欲しいと願っている、愛にあふれた「笑顔」のドラァグクィーンです。

ドラァグクィーンの姿やダンスも印象的ですが、作品の終盤で表現されるローラの内面から出る美しさや強さには、言葉も無くなります。

三浦春馬(みうら はるま)


生年月日 1990年4月5日
出生地 茨城県土浦市
身長 178cm
血液型 AB型

MEMO
テレビ、映画、舞台と様々な分野で活躍。舞台出演は、『キンキーブーツ』の他、劇団☆新感線『ZIPANG PUNK~五右衛門ロック III』、『罪と罰』など

日本にこんな美しいローラがいてくれたことに感謝!!

三浦春馬さんをテレビで拝見すると、華奢なイメージがあるのですが、ローラ役でみせた筋肉美はまさにドラァグクィーン。ドラァグクィーンは女性らしくみせるというよりは、「女装でパフォーマンスしている」と見た目でわかりやすく伝えるものだと思うので、筋肉美と声の低さが役にすごくマッチしています。

肉体美だけでなく内面の描き方も素晴らしく、自分らしくいられるドラァグクィーンの姿の時は強気なのに、化粧を落とし男性のサイモンの姿になると今度は頼りなげにみえ、ローラの格好は自分のナイーブさを守る鎧だとわかります。

そしてピンヒールを履いてのキレキレダンスはオーラがあって、テレビでの三浦春馬さんしか知らなかった私は、初演でただただ本当に驚きました。

2016年初演時には公演開幕前にニューヨークでシンディ・ローパーの歌唱指導を受けられたの事。特に「Hold me in your Heart」での三浦ローラの魂の歌は涙が止まらなくなります。

キンキーブーツでの受賞

第24回読売演劇大賞 優秀男優賞・杉村春子賞 参考:読売新聞

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ローレン Lauren

チャーリーとは幼馴染で工場「プライス&サン」で長年働く。チャーリーにニッチ市場の提案をしたことから、チャーリーはドラァグクイーン用のブーツ作りを思いつく。チャーリーが変化しようとする姿をみて彼に恋する。

ソニン


生年月日 1983年3月10日
出生地 高知県
身長 159cm
血液型 O型

MEMO
元EE JUMPメンバーで2003年以降は舞台での活躍が多い。2012年12月より文化庁新進芸術家海外研修制度にての研究員としてニューヨークで1年過ごす。ミュージカル出演作は『RENT』ミミ役、『ミス・サイゴン』キム役、『1789 -バスティーユの恋人たち』ソレーヌ役、『マリー・アントワネット』マルグリット・アルノー役など。

チャーリーに恋におちるローレンはコメディ要素のあるキャラクター。ソニンさんのローレンは天真爛漫でキュートでありながらパンチもあり、物語がすすむにつれて、チャーリーにとってなくてはならない人と思える人物像です。

ローレンの見所の一つに工場で「The History of Wrong Guys(間違いだらけの恋の歴史)」を歌いながら、エアダスターでゴーーーっと髪をなびかせるシーンがあるのですが、ウィッグをかぶっていることもあり実際のところ髪をなびかせるのはすごく難しいんだそう。

髪がなびかなくてもローレンの可愛さが伝わってくる曲ですが、決まると楽しさ倍増で客席からも拍手が沸くシーンです(○´艸`)

キンキーブーツでの受賞

2016年All Aboutミュージカル・アワード助演女優賞 参考:Allabout

ニコラ Nicola

チャーリーのフィアンセで、高級女性靴に目がない。チャーリーと一緒にロンドンで生活しようとする。

玉置成美 (たまき なみ)


生年月日 1988年6月1日
出生地 和歌山県
身長 156cmないぐらい(ご本人ツイッターより)
血液型 O型

MEMO
3歳からクラシックバレエを習い、2003年に歌手デビュー。『機動戦士ガンダムSEED』の第3クールのオープニングテーマとなった楽曲がテレビを通じ有名になり、20万枚以上のセールスを記録する。2004年18回日本ゴールドディスク大賞でニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。2011年にはアジアツアーを開催。『ハイスクール・ミュージカル』、『美少女戦士セーラームーン』、『Finding Mr.DESTINY あなたの初恋探します。』などミュージカル作品への出演も多数

ドン Don

「プライス&サン」で長年働く従業員。女装するローラに偏見を持ち、強くつっかかる。

勝矢(かつや)

生年月日 1975年5月8日
出生地 兵庫県
身長 183 cm
血液型 A型

MEMO
小学校からサッカーをしプロを目指すも、21歳で受けたプロテストに最終選考で落ち、のちに役者を目指す。映画では2010年『あしたのジョー』、2012年『テルマエ・ロマエ』、2014年『テルマエ・ロマエII』、2015年『HERO』、2016年『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』などに出演。ドラマでは2014年フジテレビ 『HERO』、2015年TBS『アルジャーノンに花束を』、テレビ東京『勇者ヨシヒコと導かれし七人』など。舞台ではキンキーブーツの他、2014年の『フルモンティ』などにも出演している。

ジョージ George

ひのあらた

ジョージは「ブライス&サン」の工場長。伝統を重んじている。


生年月日 1962年11月3日
出生地 福岡県
身長 185 cm

MEMO
野尻敏彦氏に師事し劇団四季へ入団し、のちに東宝芸能へ。劇団四季では『ライオンキング』ムファサ役、『美女と野獣』ガストン役などを演じている。2004年に個人演劇ユニット「アプローチシアター」を立ち上げて出演、演出を手がける。2006年『ペテン師と詐欺師』、2009年『マイ・フェア・レディ』、2013年『アンナ・カレーニナ』などに出演。

パット Pat

飯野めぐみ(いいのめぐみ)

生年月日 1980年4月1日
出生地 神奈川県
身長 163 cm
血液型 B型

MEMO
父親は初代ジャニーズで現在も劇団四季のベテラン俳優として活躍している飯野おさみ、母は劇団四季の元女優・末次美沙緒。舞台での活躍が多く、出演作品は『風と共に去りぬ』、『ペテン師と詐欺師』、『ルドルフ』、『蜘蛛女のキス』、『サンセット大通り』、『ラブ・ネバー・ダイ』、『貴婦人の訪問』など

トリッシュ Trish 

白木美貴子(しらき みきこ)

生年月日 1960年3月10日
出生地 北海道札幌市
身長 157 cm
血液型 A型

MEMO
劇団前進座を経て、時代劇からミュージカル、ストレートプレイまで、多くの舞台に出演。ミュージカル『レ・ミゼラブル』日本初演エポニーヌ役で合格し、89年からはコゼットを演じる。劇団四季では外部からのオーディションで合格し、『CATS』のグリザベラ、『リトルマーメイド』のアースラ役を演じる。近年の舞台には、2018年の『ナインテイルズ』、2019年の『ラ・マンチャの男』など

ハリー Harry

施鐘泰 JONTE(ジョンテ)

生年月日 1980年12月17日
出生地 大阪
身長 181 cm

MEMO
2006年日本武道館で行われたEXILE新メンバー選考オーディションでファイナリストとして選出されるが落選。2007年8月22日「ゆれる」で日本・中国・韓国の3か国同時デビュー。 2009年劇団EXILEのメンバーとなり俳優としても活動。『ウィズ ~オズの魔法使い~』、『愛の唄を歌おう』など舞台出演多数

エンジェルス

ローラが率いる美しきドラグァクイーンたち。ローラと一緒にピンヒールでガンガン踊ります。

穴沢裕介(あなざわうゆうすけ)、森雄基(もり ゆうき)、風間由次郎(かざま ゆうじろう)、森川次郎(もりかわ じろう)、遠山裕介(とおやま ゆうすけ)、浅川文也(あさかわふみや)

エンジェルス/スウィング

佐久間雄生(さくま ゆうせい)

アンサンブル

藤浦功一、佐々木誠、高原紳輔、中村百花、丹波麻由美、舩山智香子、清水隆伍、加藤潤一

子役

ヤングチャーリー

子供時代のチャーリー

岩間甲樹(いわま こうき)、山口祐輝(やまぐち ゆうき)、若林大空(わかばやし たく)

ヤングローラ

子供時代のローラ

犾守大空翔(いずもり たくと)、高畑遼大(たかはた りょうた)、阿部カノン(あべ かのん)

作品について

キンキーブーツ(Kinky Boots)の意味は?

「Kinky」を翻訳すると、ねじれた、よじれた。口語だと、(性格・行動などが)変な、気まぐれな または、変態の、性的に倒錯といった意味です。

ただし、キンキーブーツ(Kinky Boots)になると、「特別にセクシーな外見で、とても高いヒールを持ち、細く丈が長くメダル色の性質のブーツ」といった意味もあるようです。

参考:https://www.looktour.net/Musical/NewYork/KINKYBOOTM

舞台のノーザンプトン(Northampton)は靴の聖地

作品の舞台になったイギリスのノーザンプトン(Northampton)は、「靴の聖地」と呼ばれています。

ジョン・ロブ、クロケット&ジョーンズ、エドワード・グリーン、チャーチ、トリッカーズ…といったイギリスを代表する老舗紳士靴ブランドの工場が集まっているんですね。

職人の手作業で作られる靴は、10年、20年と履き続けられる品質の高いもので、イギリス紳士靴を愛する人にとって「Made in Northampton」は特別な響きがあるようです。

イギリス旅行のツアーには「ノーザンプトンでファクトリー・アウトレット巡り」というものもあり、遠方からノーザンプトンのファクトリーショップへ訪れる人が今でも大勢います。

実話から着想を得て作られた

ミュージカル『キンキーブーツ』は2005年の映画が原作ですが、この映画も、実在したエピソードが元になっています。

イギリスノーサンプトンシャー州のアールズ・パートンにある「W.J. Brookes Ltd」(W.J. ブルックス社)は100年以上続く、家族経営の老舗紳士靴メーカーでしたが、1997年、安い輸入靴の影響で経営難に陥ります。しかしとあるオーダーをきっかけに、女装趣味の男性も履ける女性靴の製造に着手。

このことが1999年にイギリスTVBBC Twoのドキュメンタリーで取り上げられます。そしてこのドキュメンタリーがきっかけで映画『キンキーブーツ』が作られました。

ただ、一時は経営が良くなったW.J. ブルックス社でしたが、残念ながら2000年に閉鎖になります。

ミュージカル『キンキーブーツ』の曲・ナンバー一覧


英語タイトル 日本語タイトル
一幕
Price & Son Theme/The Most Beautiful Thing

プライス&サンの社歌/この世で一番素敵なもの

ミスター・プライス、チャーリー少年、 サイモン少年(ローラ)、ニコラ、 チャーリー、カンパニー
Take What You Got やるしかないさ ハリー、チャーリー、クラブの客
Land of Lola ローラの世界 ローラ、エンジェルス
Step One 第一歩 チャーリー
Sex is in the Heel SEXはヒールにある ローラ、パット、ジョージ、エンジェルス、 ローレン、 チャーリー、工場労働者
The History of Wrong Guys 間違いだらけの恋の歴史 ローレン
Not My Father’s Son 息子じゃないの ローラ、チャーリー
Everybody Say Yeah みんなでYeah! チャーリー、ローラ、ローレン、エンジェルス、工場労働者
二幕
Price & Son Theme (Reprise)

プライス&サンの社歌(リプライズ)

カンパニー

What a Woman Wants 女が欲しいもの ローラ、パット、ドン、ジョージ、女性工場労働者
In This Corner 赤コーナーVS.青コーナー ローラ、 ドン、パット、トリシュ、エンジェルス、工場労働者
Charlie’s sad Soliloquy/The Soul of a Man チャーリーの独白/真の男 チャーリー
Hold Me in Your Heart 心で抱きしめて ローラ
Raise You Up/Just Be 上げたげる/ただなりなさい 全員

シンディ・ローパーの素晴らしい楽曲の数々!

ミュージカル『キンキーブーツ』を全曲書き下ろしたのがシンディ・ローパーです。

「Girls Just Want to Have Fun」でグラミー賞新人賞を受賞し、「Time afterTime」などでも知られるRock/Popアーティストで世界的にも有名ですよね。

Cyndi Lauper – Girls Just Want To Have Fun (Official Video)

Cyndi Lauper’s official music video

シンディ・ローパーに作詞作曲を依頼したのが、演出・振付のジェリー・ミッチェルなのですが、彼女の曲を9つもボツにしたそうです。(チャーリーのソロ「I Come to the Rescue」、ローレンのソロ「So Long Charlie」など)

ジェリー・ミッチェルとシンディ・ローパーは20年以上の付き合いがあり、彼女の作曲の才能は疑ってはいなかったけれど、シンディはミュージカル作品初めてなので、登場人物の心情で作詞できるのか未知だったとのこと。

シンディ・ローパーも最初は『キンキーブーツ』には踊りやすいポップな曲をかけば良いと思ったそうです。

しかしシンディは、ミュージカル作品を調べていくうちにどうも普通の歌とミュージカルの楽曲とでは勝手が違い、『キンキーブーツ』を通して、ミュージカル音楽の創り方を学んでいったのだとか。

最終的に彼女が作った歌詞は、どれもキャラクターを優しく表現するものばかり。そして個々の歌詞に合わせたポップでパワフル、バラード、ディスコ調と様々なメロディーに彩られ、シンディ・ローパーは『キンキーブーツ』でトニー賞最優秀楽曲賞を受賞する事となります。

ここでいくつか曲をピックアップしてみますね!

まずはこちらの動画から

エンタステージ2

①Land of Lola  (ローラの世界)

1:03~
ローラの登場曲 かっこいい!美しい!

②Step one (第一歩)

1:50~
ずっとうじうじしていたチャーリーが決意と熱さをみせる曲。頑張れチャーリー!

③Sex is in the heel (SEXはヒールにある)

2:19~

ダサイブーツを作ったチャーリーに、「ぜんぜんわかっていない!セックスはヒールに宿るのよ!」とローラとエンジェルスが歌い上げるシーン。

ローラ&エンジェルス最高~!

④The history of wrong guys (間違いだらけの恋の歴史)

3:03~
ローレンのコミカルな演技が光る曲。すごく可愛い。

きねちゃん

そして特に取り上げたいのが、次の2曲です

⑤Not My Father’s Son (息子じゃないの)

チャーリーもローラも、父親が望むような息子の姿になれなかったことにそれぞれ葛藤があります。

映画やドラマでも、欧米の作品は父と息子の関係深く描かれているものが多いと思うのですが、『キンキーブーツ』も同じです。(日本だと母と娘の関係になりそうです)

父親の気持ちを裏切りたくはないけれど、自分を見失わないためには、今の父親の理想とは異なる自分を受け入れなければいけない。

この、2人の想いをお互いにぶつける「Not My Father’s Son」は、この作品の本質を突いた名曲です。

⑥Hold Me In Your Heart (心で抱きしめて)

プロボクサーだった父に「男らしくあれ」と育てられたローラ。しかしその父の気持に背き「自分らしくあろう」と生きてきたローラは、父親への愛情の板挟みに葛藤を抱えています。

そんなローラが父親の入所する故郷の老人ホームで行う慰問公演。ありのままの感情を歌い、父親と気持ちを心通わせていきます。

「心の中で抱きしめて」
「ただ、ありのままの私を」
「過ちさえ愛している」

ローラが登場するLand of Lola の少し虚勢をはった強さではなく、内側からあふれる優しい強さに圧倒され、魂の歌声に涙がとまらなくなるシーンでした。

キンキーブーツCD

日本キャストCD

「Kinky Boots」ORIGINAL JAPAN CAST【ライブ録音盤】

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」日本オリジナルキャストによるライブ録音盤(2016年) 発売は2017年

販売元:アーティストオンラインショップ「アスマート」

※日本版キンキーブーツのCDレンタルはありません。

ブロードウェイ版(試聴可能)

キンキーブーツブロードウェイオリジナルキャスト版(2013年)

Kinky Boots Original Broadway Cast Recording

試聴可能です↓

Kinky Boots: The New Musical Based on a True Story, Original Broadway Cast Recording

CDレンタル

日本版のCDレンタルはなし

ブロードウェイ版
『キンキーブーツ』 オリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤CD

TSUTAYA(レンタル開始日:2017年4月22日~)
詳細:TSUTAYA公式

キンキーブーツ映画


キンキー・ブーツ [Blu-ray]

監督 ジュリアン・ジャロルド
脚本 ティム・ファース、ジェフ・ディーン
製作 ニック・バートン、ピーター・エテッドギー、スザンヌ・マッキー
音楽 エイドリアン・ジョンストン

キャスト
チャーリー・プライス:ジョエル・エドガートン
ローラ:キウェテル・イジョフォー

ミュージカル『キンキーブーツ』の元になったのがこちらの映画です。ミュージカルではないですが、涙と笑いがあり最後はスカッとした爽快感が得られる物語。Amazonのレビューが高評価なものが多く、ミュージカル作品と合わせて楽しめる1本です。

キンキーブーツを配信している動画

映画『キンキーブーツ』の動画配信一覧※今、無料で視聴できるのは?

プロモーション映像

「KINKY BOOTS JAPAN in NY(三浦春馬、ソニン meet Billy Porter編)」

Billy Porter(ビリー・ポーター)さんは、ブロードウェイキンキーブーツで初代ローラ役です。

「KINKY BOOTS JAPAN in NY(三浦春馬、ソニンソロインタビュー編)」

「キンキーブーツ」公開ゲネプロ 2016年

Astage

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