知って楽しい♪劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』豆知識

ミュージカル「ノートルダムの鐘」を見て、もっとこの作品のことを知りたい!

そんな事を思った方もきっと多いですよね。

ここでは劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』の豆知識についてご紹介します。 知ると観劇がさらに楽しくなるかも!?

きねちゃん

劇団四季では「バックステージツアー」「トークイベント」などを定期的に開催しています。そこでは作品の裏話を知ることができるんです♪

他のミュージカル作品と違う点

会衆が演じているミュージカル

あまり聞きなれない言葉かと思いますが、「会衆」とは会合に集まった人々のこと。

ミュージカルノートルダムの鐘は、「毎年教会で人々が劇を演じる」という設定で物語が進みます。

物語の冒頭の時点では、誰がどの役を演じるのか実は決まっていないんですね。教会に集まってきた会衆が、その場でどの役を演じるか決めています。

  • 僕はフィーバスやるよ
  • 俺、クロパンがいい
  • じゃあ、私はフロロー役を

とこんな感じの設定です。

そのため、「会衆」としてセリフを言う時もあるし、フィーバスやフロローのように登場人物として言う時もあります。

ノートルダムの鐘を観ていて、

ジェアン(クロード・フロローの弟)が、「ジェアンは美少年~!」と自分で美少年と歌ったり、

フィーバス登場シーンで「そこへ颯爽と現われだ若き騎士!フィーバスドマルタン隊長!」とフィーバス自身が自己紹介しちゃうのって

(え…自分でそういうの言わないよね…恥ずかしくない?)と思った事はないでしょうか(笑)

これはジェアンやフィーバスが自分で言っているのではなく、会衆が説明をしているシーンだからです。

きねちゃん

1幕終わりのエスメラルダ捜索中、フィーバスがフロローに火をつけるよう命じられるシーンで、「松明は語る彼女のように」「今が決断の時なのだ」というセリフは、フィーバスを演じる「会衆」としてのセリフ。その後の「神よ 救いを 弱き者に」は、フィーバスとしてのセリフです。

舞台転換をアンサンブルが行う

上記に書いた通り、この作品は教会に集まった会衆が劇をする設定です。そのため教会の中にあるものを使って物語が進行していくんですね。

例えば教会の椅子(1つの長い木の台)をベンチや売春宿の扉替わりに使ったり、手すりを牢屋の扉に使ったりなど。この道具を、舞台上に出演しているアンサンブルさんが歌い踊りながら、さりげなく舞台転換を行うシーンが多い作品です。

きねちゃん

一人何役も演じつつ、さりげなく舞台転換まで行う….この作品におけるアンサンブルさんはとても重要です。

壮大で重厚な舞台

舞台転換をアンサンブルさん達が行うため、ノートルダムの鐘では大きな道具をそれほど使っていません。大きいと移動させるのが大変ですからね。

しかし実際に観劇した方は舞台の迫力に驚いたのではないでしょうか。

理由の1つが、舞台上に設置されている7つの鐘です。カジモドが鐘楼にいるシーンで、必ず7つの鐘が同時に降りてきます。作品を象徴する鐘が一斉に降りてくる姿は圧巻の一言!


こちらは、ドイツシュトゥットガルトStage Apollo Theaterでのノートルダムの鐘(Disneys DER GLOECKNER VON NOTRE DAME)。
提供元:Stage.TV

鐘の迫力が伝わる動画です!

 

また常時設置されている舞台サイドと後ろのタワーの役割も大きいです。サイドが前タワー、後ろが奥タワーと呼ばれています。両方とも舞台の上まで届くほどの高さがあり、ここの2段目(高い!)も役者さんがたちアクティブスペースとして使います。

フィナーレのシーンで、フィーバスがバルコニー(前タワーの2Fサイド)から身を乗り出して「パリの~ひとびと~よ~♪」と呼びかけるシーン、2Fから呼びかけることで、まるでノートルダム大聖堂の上からパリの市民へ向かって声をかけているような迫力があります。

きねちゃん

舞台の真上だけでなくタワー上段も使うことで、迫力が倍増しています。

そして重厚感といえば、奥タワー2段目に常にいるクワイヤさんたち。クワイヤさんが生み出す音のシャワーが舞台前面から圧倒的なパワーを放ち、作品をより壮大で厚みのあるものにしています。

「ノートルダムの鐘」日本公演とアメリカ公演の違い

オリジナルとはタイトルが違う

北米で初演を迎えたオリジナル「The hunchback of Nortre Dame」を訳すと、「ノートルダムのせむし男」。せむし男は、差別用語にあたるため、日本版のタイトルはミュージカル版も映画版も「ノートルダムの鐘」となっています。

クワイヤの数がオリジナルの半分

クワイヤとは聖歌隊のこと。ただし「ノートルダムの鐘」では、ただ歌うだけでなく石像や会衆になったり演技もします。

北米のオリジナル版では、クワイヤの数が32名でしたが、劇団四季版では16名と半分です。

オリジナルでは、クワイヤは奥にあるタワー(奥タワー)の1段目と2段目にいますが、劇団四季は2段目のみ。これは、1段目を空けてアクティブエリアにしたいとの、北米の現地スタッフの意向があったためです。

16名になったクワイヤで32人分の仕事をするので、日本のクワイヤは大変なのです。

「鐘」たちの名前

ノートルダムの鐘の舞台に登場する鐘の数は7つ。

マリー、ジャクリーン、フランソワーズ、ティボー、パスキエール と6つの鐘には名前がついています。センターにある大きな鐘が「マリー」。

その他の鐘の名前はカジモドを演じる役者さんたちが、自由に決められます。

1つ名前が付けられていない鐘があり、初演の秋劇場でベル操作担当だった真継氏(横浜公演では舞台監督)は、この鐘に「シャルル」と名付けていたとトークイベントで語っていました。

その他

舞台の床を実物のノートルダムの鐘に合わせている

舞台の床は白黒。これは、実際のノートルダム大聖堂の模様と合わせています。本物のノートルダム大聖堂の床は大理石ですが、舞台はベニヤ。大理石のマーブル状にするため、一つ一つ模様をつけています。

クロパンの足ドンが強すぎ?床が補強された

トプシー・ターヴィーのシーンでクロパンが足をドンッ!と強く踏むシーンが何度かあります。

特に阿部よしつぐさんのクロパンの足ドン!は床が波打って見えるほど強く、床がいつか抜けちゃうのではとヒヤヒヤした方もいるのではないでしょうか。

名古屋公演のバックステージツアーイベントの際に、クロパン演じる阿部さんが、床に鉄板を入れ補強したという話をされていました。白い床の1枚だけ入れているとのこと。

これで強く床をドンドンしても平気!?

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