「さぁ~諸君!よい知らせだ!」ダンスオブヴァンパイア(TdV)2019あらすじ&曲&キャスト紹介

2019年11月5日火曜日、いよいよ帝国劇城でミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』(Tanz der Vampire)の初日を迎えます!帝国劇城のあとは、名古屋御園座、福岡博多座、大阪梅田劇場(2019年~2020年)にて上演。

この記事では2019年~2020年公演のキャストさんや、作品あらすじ、曲などについてご紹介します。

個人的には初代サラ役の大塚千弘さんが、マグダ役でキャスティングされたことにびっくり!!まだサラ役いけそうです。

『ダンス オブ ヴァンパイア』は、

  • ウィーン発のネオ・ゴシックホラー・ミュージカル
  • ブラックユーモア満載
  • ヴァンパイアダンサーが格好いい
  • 映画「ストリートオブファイヤー」の♪Tonight Is What It Means To Be Youngなどおなじみのナンバーが流れる

と、舞踏会(=劇場)に訪れたら盛り上がること間違いなし!のミュージカル。

♪Tonight Is What It Means To Be Youngは、ヤヌスの鏡の♪今夜はエンジェルの方がなじみがある人もいるかもしれません。だいぶ前のドラマですが(*´ω`*) 

『ダンス オブ ヴァンパイア』と他のミュージカル作品と違う点を挙げると、ヴァンパイアダンサーさんの存在です。

妖しくもアクロバティックな美しい踊りが圧巻で、アトラクションのよう。

それでいながら、ウィーンミュージカルらしく、人間のもろさやあやうさも描かれている作品です。

『ダンス オブ ヴァンパイア』開催中は、お城(=劇場)の仕様も変わります。

帝劇トイレのマークにコウモリのイラストが入ったり↓

『ダンス オブ ヴァンパイア』の上演期間中は、帝国劇場を「帝国劇城」と呼んだりもします。

開演5分前はアルフレートによるアナウンス、1幕終了後はクコール劇場もあるので見逃せません!

2015年のダンスオブヴァンパイアでは、期間限定でしたが、もぎりのお兄さんがマントをつけて吸血鬼に扮装したり、サイリウムが配られ観客がカテコで振ったりと、劇場全体が楽しい雰囲気になりました♪

きねちゃん

見所満載で何度みても目が足りないので、今回は本当に東宝さんに映像化して頂きたいです。

基本情報

原作/脚本/歌詞/音楽/演出

原作:ロマン・ポランスキーの映画『吸血鬼』
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:ジム・スタインマン
日本版演出:山田和也
初演:1997年ウィーン、2006年日本

ダンスオブヴァンパイア上演時間

2019年11月2日更新

3時間5分予定(休憩25分含む)

13:00開演
第一幕:13:00 ~ 14:15
休憩:25分
第二幕:14:40 ~ 16:05

13:30開演
第一幕:13:30 ~ 14:45
休憩:25分
第二幕:15:10 ~ 16:35

18:00開演
第一幕:18:00 ~ 19:15
休憩:25分
第二幕:19:40 ~ 21:05

18:30開演
第一幕:18:30 ~ 19:45
休憩:25分
第二幕:20:10 ~ 21:35

2019年~2020年公演スケジュール

2019年11月5日~27日(帝国劇場/東京)
2019年12月15日~21日(御園座/名古屋)
2020年1月1日~7日(博多座/福岡)
2020年1月13日~20日(梅田芸術劇場/大阪)

きねちゃん

帝劇の上演は休演日が2日のハードスケジュールです。御園座、博多座、梅芸はもしかしたら休演日なし??シングルキャストさん、アクロバティックな動きの多いヴァンパイアダンサーさん達が、どうか最後まで無事に千秋楽を迎えられますように。

ダンスオブヴァンパイア(TdV)のあらすじ

ヴァンパイア(吸血鬼)を研究しているアブロンシウス教授と彼の助手のアルフレートは、ヴァンパイアの故郷トランシルヴァニアに訪れる。

その途中で教授は大雪の中で凍ってしまい、教授を抱えたアルフレートは、とある宿屋に転がり込む。そこでは、村人たちが「カーリック、ガーリック」と騒いでいた。

意識を取り戻した教授が吸血鬼のことを尋ねるが、村人たちは話を逸らし吸血鬼の存在を隠しているかのようだった。

宿屋に泊まったアブロンシウス教授と彼の助手のアルフレート。

偶然、お風呂に入っていた宿屋の娘サラを目撃したアルフレートは、サラに一目ぼれしてしまう。

サラの方もアルフレートに対してまんざらではないようだったが、サラを求めるもう一人の存在ーーヴァンパイアのクロロック伯爵ーーの呼びかけに気づく。

クロロック伯爵の抗いがたい誘惑。お城で開かれる舞踏会に招待するといわれて、18歳のサラは心が傾く。

伯爵から娘を守るために父親シャガールはサラを部屋に閉じ込めるが、夜中、伯爵からの贈り物の赤いブーツが届き、サラは伯爵の城へ。

そしてサラを救いにアブロンシウス教授とアルフレートはクロロック伯爵の城へと向かう。

作品評価

作品特徴

娯楽
(5.0)

悲劇
(2.0)

ミステリー
(2.0)

ラブ
(4.0)

ノンフィクション
(1.0)

子供向け
(3.0)

ダンス
(5.0)

物語の舞台:ルーマニア トランシルヴァニア
演奏:オーケストラ(生演奏)

ダンスオブヴァンパイア2019年キャスト紹介

2015年~2016(前回公演)と2019年のプリンシパルキャスト比較表

初キャスティングの方は太文字で表記してあります。


2015~2016 2019
クロロック伯爵 山口祐一郎 山口祐一郎
アブロンシウス教授 石川禅 石川禅
サラ 神田沙也加
舞羽美海
神田沙也加
桜井玲香
アルフレート 平方元基
良知真次
相葉裕樹
東啓介
シャガール コング桑田 コング桑田
レベッカ 阿知波悟美
出雲綾
阿知波悟美
マグダ ソニン 大塚千弘
ヘルベルト 上口耕平 植原卓也
クコール 駒田一 駒田一
影伯爵 新上裕也
森山開次
森山開次
佐藤洋介

以下、役の簡単な説明とキャストさんたちをご紹介します。個人的な感想を含みます。

クロロック伯爵:山口祐一郎

永遠の命を持つ吸血鬼。

「ヴァンパイアは愛する者の命を奪う虚しい存在」「卑しく恥ずべき欲望こそが我らの支配者」と、その永遠の命がもたらす虚しさや孤独感を抱え生き続ける。

若い娘(サラ)が惹かれてしまう妖しい魅力と、孤独に苦悩するたたずむ姿、そして劇場空間を支配する歌声。圧倒的なカリスマ性が要求される役じゃないかと思います。

クロロック伯爵は意外と出番はそこまで多くはないのですが、見せ場は多く、一幕ラストのFinale 1 (ACT-1フィナーレ)、ヴァンパイアの孤独をにじませる2幕の「抑えがたき欲望」、そして最後の俺様全開な舞踏会のシーンは圧巻です。

山口祐一郎(やまぐち ゆういちろう)

生年月日 1956年10月5日
出生地 鹿児島県
身長 186 cm
血液型 O型

MEMO
劇団四季を経たのち、数々の東宝ミュージカルに出演。TdVを演出している山田和也氏の作品では、『レベッカ』のマキシム・ド・ウィンター、『貴婦人の訪問』アルフレートなどに出演。

ダンスオブヴァンパイア初演2006年から、シングルキャストでクロロック伯爵を演じている山口祐一郎さん。

登場シーンで劇場を一気に闇の世界へ変えてしまう、存在感のある伯爵です。

7分もの大曲「♪抑えがたい欲望 」で、愛する者の命を奪いながら生きていく自らの宿命に苦悩する様は、ヴァンパイアでありながらも人間的。

もともと「歌声」で空間を支配する事ができる俳優さんですが、この作品でも山口伯爵の声で劇場が闇の世界に支配される事になるはず!

アブロンシウス教授(プロフェッサー):石川 禅

ヴァンパイア研究者。劇中でアルフレートからは「プロフェッサーぁ~」と呼ばれる。

石川 禅(いしかわ ぜん)

生年月日 1964年6月22日
出生地 新潟県
身長 177.5 cm
血液型 A型

MEMO
『ミス・サイゴン』、『レ・ミゼラブル』、『エリザベート』、『レベッカ』など数多く出演。2019年4月からは日生劇場で『笑う男』に出演。

初演を除き、2009年からアブロンシウス教授を演じる石川 禅さん。善人も悪人もその役にはまって演じられる器用な役者さんで、的外れで可愛いアブロンシウス教授も素晴らしいです。

♪アリストテレス そしてソクラテス これはピタゴラス そしてアルキメデス….

いつかセリフを間違えちゃんじゃないかと、聴いているこちらがハラハラしてしまう、アブロンシウス教授のソロナンバー「本だ!」。言葉をかなり早く発していると思うのですが、禅さんは早口というより軽やかに聴こえます。

アブロンシウス教授もクロロック伯爵も、方法が違うとはいえお互いに「真実」を追い求めているので、深いところでは2人は似たもの同士では?と思える人物像です。

サラ:神田沙也加/桜井玲香

教授とアルフレートが訪れた宿屋の娘。

外の世界へ憧れがあり、閉ざされた村に留まっているのは不満。自分に好意を示すアルフレートにまんざらでもないけれど、大人の伯爵に恐れを抱きつつも憧れる。そんな少女から大人の女性へと揺れ動く微妙な年ごろの18歳の女の子です。

無意識にアルフレートを振り回すので、アルフレートからみたら小悪魔的といえるかもしれません。でもクロロック伯爵からみたら、簡単に誘惑できちゃう少女ゆえの危うさも感じます。

かなりきわどい入浴シーンがあり、サラの身体が客席からもある程度…というか、かなり見えます(笑)

とはいえサラは単にセクシーなキャラではなく、「おいしそうな女の子」というのがポイントなんだそうです。(2015年のパンフレットに、演出家の山田和也氏からそう説明があったと、サラ役の神田沙也加さんが語られています)

神田沙也加(かんだ さやか)Wキャスト

生年月日 1986年10月1日
出生地 東京都世田谷区
身長 157 cm
血液型 A型
愛称 さーや

MEMO
舞台、映像、音楽と幅広く活躍。ディズニー映画『アナと雪の女王』で日本語版のアナの声を担当。ミュージカルでも『キューティ・ブロンド』で主演、『1789 -バスティーユの恋人たち』では主人公の恋人役などで活躍。

2015~2016年の『ダンス オブ ヴァンパイア』でサラ役を演じ、今回2回めのキャスティングとなった神田沙也加さん。日本初演時からこの作品の大ファンだったそうです。

前回公演では、伯爵に誘われているだけでなく、自分の意志でお城に向かう「芯の強い女の子」という印象がありました。サラに太刀打ちできないアルフレートが微笑ましかったり。

可愛らしい声に加え歌唱力が素晴らしく、今回も魅力あふれるサラをみせてくれるはずです。

そういえば、過去の何かのインタビューで「アルフレートと伯爵、どちらが好きか?」と問われ「伯爵」と答えていましたね。アルフレート….

桜井玲香(さくらい れいか)Wキャスト

生年月日 1994年5月16日
出生地 神奈川県
身長 156 cm
血液型 A型
愛称 れいか

MEMO
乃木坂46のキャプテンの桜井玲香さん。レベッカでのヒロイン役に引き続き、ミュージカル作品への出演となります。

ミュージカル『レベッカ』で共演した、山口祐一郎さん、大塚千弘さん、石川禅さん、そして同じ演出家の山田和也さんと一緒ですね♪

桜井さんが出演された『レベッカ』を拝見しての感想ですが、このサラ役、かなり期待できるのではないかと思います。

透明感のある歌声がサラの純粋無垢なイメージに重なり、はっきりした目鼻立ちがサラの華やかさを際立たせるのではないでしょうか。

あとは、桜井さんサラはどんな風にアルフレートを戸惑わせるのか。すごく楽しみです。

アルフレート:相葉裕樹/東啓介

ヴァンパイア研究に身を捧げるアブロンシウス教授の助手。臆病でヘタレ。20歳だがその年齢にしては幼い印象。ピュアで恋心を抱くサラに振り回され、クロロック伯爵の息子ヘルベルトには恋心を抱かれ追い回されます。

アルフレートはコミカルな演技が印象的で、初演時2006年のパンフレットにも、アルフレートは芝居面が重要なエレメントになると書かれています。

観客としてみていると、楽しい役柄で笑わせてもらってばかりですが、2015年のパンフレットにアルフレート役を演じた良知真次さんの、「ピュアさを意識するとあざとくなりかねないので、そのさじ加減が難しい」というコメントが書かれていので、役者さんにとってはどう演じていくか大変な役なんでしょうね。

アルフレートの歌の中でとりわけ重要だと思うのが「♪サラへ」です。「僕が君を変えた、戦ってみせる君のために」と、ヘタレなアルフレートが渾身の想いを込めて歌うソロ曲で、男として成長していく姿にぐっときます。

相葉裕樹(あいば ひろき)Wキャスト

生年月日 1987年10月1日
出生地 千葉県船橋市
身長 180 cm
血液型 O型
相性 ばっち

MEMO
スーパー戦隊シリーズ『侍戦隊シンケンジャー』で人気を博し、映画、テレビ、舞台など広く活躍。ミュージカルの近年の出演作では、『スカーレット・ピンパーネル』、『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』、『タイタニック 』『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役(2017年、2019年)などがある。

爽やかイケメンでコメディ得意な相葉さん。個人的にはすごく透明感のある役者さんだなと思っています。声が良く通り声量もあるので、素敵なアルフレートであることは観る前から想像がつきます。

4月から出演予定のレミゼラブルは全国公演があり、最後が9月の札幌なので、革命家リーダーのアンジョルラス役の後が、ヘタレのアルフレートという事でしょうか。役の落差がすごいですね…!

東啓介(ひがし けいすけ)Wキャスト

生年月日 1995年7月14日
出生地 東京都
身長 187 cm
血液型 O型
相性 とんちゃん、とんすけ

MEMO
舞台『弱虫ペダル』、『刀剣乱舞』、ミュージカル『薄桜鬼』」、『スカーレット・ピンパーネル』、『マタ・ハリ』などに出演。2019年4月には『Color of Life』出演予定。

東啓介さんの舞台をまだ拝見していないのですが、多くの舞台にたち目覚ましい活躍を続けている方です。

身長が187cmで、クロロック伯爵役の山口祐一郎さん(186cm)より高いんですよね。伯爵より背の高いアルフレート初めて(過去のアルフレートだと確か平方元基さんの184cmが最高)なので、どういう感じになるのか楽しみです。

身長が高く大柄な分、ヘタレアルフレートのおどおどした演技が途方にくれたワンちゃんのように、かえって面白くみえそうな予感がします。

ヘルベルト:植原卓也

クロロック伯爵の息子。この作品で一番濃い~役です。

父の伯爵が自らの欲望に苦悩する一方、息子のヘルベルトは欲望に忠実で、吸血鬼であることが実に楽しそうです。

お城にきたアルフレートに好意を持ち、無邪気に追い回すヘルベルト。可愛らしさ、妖しい色気、振り切った演技が求められる役。同時に美しい肢体も必要なのかなと思います。理由は、舞台を観ればわかるかと思います…!

そういえば、初演時にヘルベルト役を務めた吉野圭吾さんは、脚本、作詞のミヒャエル・クンツェさんに「世界で一番美しい息子」と言われていました。

植原卓也(うえはら たくや)

生年月日 1988年6月22日
出生地 大阪府
身長 177 cm
血液型 A型
愛称 たっくん

MEMO
ダンスユニット・HEADSのメンバーとしてデビュー。多くの舞台に出演し、ミュージカルでは『黒執事』、『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』、『THE CIRCUS!』、『スカーレット・ピンパーネル』、『スカーレット・ピンパーネル』に出演。2019年6月からの帝劇『エリザベート』にエルマー役で出演。

私は植原卓也さんの舞台を初めて拝見したのが、2019年『エリザベート』のエルマー役なのですが、細身の美しい姿をみて、舞台上でしなやかに動きまわるヘルベルトを想像できてしまいました….植原卓也さんは、ダンスが特技で水泳をされていたそうですね。ヘルベルトはスタイルが良く、踊れて動きが綺麗な人がはまると思うので、かなり期待しています。

マグダ:大塚千弘

宿屋の女中でシャガールの愛人。色気のあるキャラです。

大塚千弘 (おおつか ちひろ)

生年月日 1986年3月12日
出生地 徳島県
身長 162 cm
血液型 B型
愛称 ちーちゃん

MEMO
第5回、東宝「シンデレラ」オーディション(2000年)で審査員特別賞を受賞した後、芸能界入り。映画、ドラマの他、多くのミュージカル作品に出演。『ダンス オブ ヴァンパイア』の初演(2006年)、再演(2009年)でサラ役を務める。

今回のキャスティングで個人的に一番驚いたのが、大塚千弘さんのマグダ役でした。

大塚千弘さんは初代サラを演じられ、その記憶がまだ残っています。個人的には、女の子の可愛さが全て詰まっているというか、ピュアで少女特有のちょっと生意気なところ(対アルフレート)も愛らしく、大好きでした。

そんなサラだった大塚さんが、シャガールと浮気をするマグダか~。いやいやあり得ないwとなんとも言えない気持ちですが、これは一観客の勝手な思い込みなんでしょうね。

歌も素晴らしく上手な方ですし、過去に拝見した大塚さんの役は全て好きです。きっと今回も魅力的なマグダを見せてくれるはず。

大塚さんマグダのお色気シーンがどんな風に演じられるのか。また、○○になったのちは(←ネタバレのため伏せます)、どう変化を遂げるのか、気になります。

シャガール:コング桑田

宿屋の主人。サラの父親。女中のマグダと浮気している。

コング桑田(こんぐ くわた)

生年月日 1961年8月23日
出生地 大阪府 堺市
身長 175 cm
血液型 B型

MEMO
ゴスペル歌手、DJパーソナリティ。ミュージカルでは『レ・ミゼラブル』のテナルディエ、『エドウィン・ドルードの謎』のクリスパークル牧師 、『メリー・ポピンズ』のブーム提督/頭取役など出演。

2011年よりTdVのシャガール役として出演。今回3回めとなります。

娘には厳しいのに、自分はちゃっかり女中のマグダと浮気をしているしょうもないキャラを、可愛くおちゃめに演じています。

「きれいな娘を持ったなら」という、大事な娘を想うナンバーはシャガールの見せ場の一つ。

レベッカ:阿知波悟美

シャガールの妻でサラの母

阿知波悟美(あちわ さとみ)

生年月日 1959年5月16日
出生地 北海道 今金町
身長 165 cm
血液型 O型

MEMO
劇団NLTに在籍する一方、舞台、テレビ、バラエティーと多岐にわたって活躍。『レ・ミゼラブル』初演キャストとしてマダム・テナルディエ役、『キャンディード』で第18回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。

2006年の初演からTdVでレベッカ役を務める阿知波悟美さん。2015年公演では出雲綾さんとWキャストですが、それ以外は全てシングルキャストです。

貫禄たっぷりのおかあちゃん!といった感じのレベッカで、浮気をするシャガールを追い回す様子は、なかなかの迫力ですが、伯爵のお城へ行ってしまった夫のシャガールに向かって「あんたーーー!」と叫ぶシーンは泣けます。

シャガールとの夫婦の重みを感じさせてくれるレベッカで個人的に大好きです。

クコール:駒田一

クロロック伯爵に仕える。日本版では、幕間の「クコール劇場」が人気。

駒田一(こまだ はじめ)

生年月日 1964年3月6日
出生地 愛知県
身長 172 cm
血液型 AB型

MEMO
ミュージカル劇団「フォーリーズ」に1990年まで在籍。退団後は個性的な役柄でさまざまな舞台で活躍。『屋根の上のヴァイオリン弾き』、『ラ・マンチャの男』、『レ・ミゼラブル』、『ミス・サイゴン』、『メリーポピンズ』のジョージバンクス役など出演。2019年『レ・ミゼラブル』にテナルディエ役として出演予定。

クコールはクロロック伯爵に仕えるせむし男。日本では差別用語にあたるのですが、ノートルダムの鐘のカジモドと同じ「せむし男」です。

お城のろうそくが足りないからと村にやってきて、シャガールから無理矢理ろうそくを奪っていったり、伯爵の招待状をサラに届けに来たり、いわば吸血鬼の世界と人間の世界をつなぐ存在です。そしてお城に訪れた教授とアルフレートに朝食を用意したりとよく働きます。

クコールはヴァンパイアに仕えていても彼自身は人間です。ただクロロック伯爵に完全に忠実かというと、そうでもない。

推測するに、人間から恐れられる容貌から人間社会になじめず、ヴァンパイアに仕える身となったのかもしれません。

笑える要素の多いこの作品ですが、クコールは最後が可哀想です。

ただ、このクコールを愛すべきキャラとするためか?1幕後の休憩時間には舞台にクコール扮する駒田さんが現れ、うちわやモップで舞台の雪掃除をし、それがクコール劇場として人気が出るように。ミニ劇場のクコール可愛いんですよ↓


by TohoChannel

ヴァンパイア・ダンサー(影伯爵):森山開次/佐藤洋介

この作品でとても重要なのが、ヴァンパイア・ダンサーたちです。クロロック伯爵、サラ、アルフレートの化身、そしてその他ヴァンパイアダンサーさん達が、アクロバティックで幻想的な踊りを披露します。

私はダンスに詳しくないのですが、ミュージカル俳優さんのWキャスト同様、ダンサーさんも同じ役を演じても、「動」のイメージだったり「静」のイメージだったりと雰囲気が全く異なります。

ヴァンパイアダンサーさん達の見所はいくつかあるのですが、これぞ!というのは、2幕の「Carpe Noctem – Fuehl die Nacht -(夜を感じろ)」でしょうか。

クロロック伯爵とアルフレートの化身が、サラの化身をめぐって対峙するヴァンパイアダンスは、美しい怖さがあり、見ようによってはエロティックで、素晴らしい見せ場です。

また、2幕終盤のクロロック伯爵が歌う『抑えがたい欲望』では、伯爵の苦悩する内面を表す為に、化身である影伯爵が身体で表現。伯爵の苦悩だけでなく、ヴァンパイアが決して満たされる事のない孤独や乾きにもがく様子を、肉体だけで伝えるダンサーさんの表現力が素晴らしい大きな見せ場です。

森山開次(もりやま かいじ)Wキャスト

生年月日 1973年12月19日
出生地 神奈川県相模原市
身長 173cm
血液型 A型

MEMO
21歳でダンスを始める。2001年コンテンポラリーダンスの作品発表を開始。2005年『KATANA』で、ニューヨーク・タイムズ紙に「驚異のダンサーによる驚くべきダンス」と評され、07年ヴェネチアビエンナーレへ招聘。12年発表の『曼荼羅の宇宙』で芸術選奨文部科学大臣新人賞他3賞受賞。能とダンスとのコラボレーションなど、和風を意識した作品を数多く発表。『ダンス・オブ・ヴァンパイア』には2009年から参加。

今回の公演で再びキャスティングされたのを確認ができて、とても嬉しかった方のお一人です。

前回まで、ダンス界のカリスマと呼ばれる新上裕也さんと影伯爵のWキャストを演じられていて、新上裕也さんが肉感的というか「動」のイメージだとしたら、森山開次さんは「静」で影そのものといった印象でした。どちらも素晴らしく、素人ながらその表現の違いを楽しませてもらいました。

「ミュージカルのダンスは『僕はここにいる』という自己アピールだったけれど、僕が興味のあるのは『ここにいません』という不在感だと分かった。それは自分ではなく、動物の化身や能の物の怪(け)がふっと現れている状態。だから僕は日本の伝統芸能を題材にとることが多いんでしょうね」 引用:マイナビ

森山開次さんのこのようなインタビュー記事があるのですが、過去の公演でも、体重を感じさせない、決して派手ではなく忍びよっていく影のようでした。それでいながら目を引く吸引力があり、この独特な存在感は、普段見ているミュージカルではなかなか巡り合えないものだと思っています。

佐藤洋介(さとう ようすけ)Wキャスト

生年月日 1978年12月24日
出生地 千葉県
身長 178cm

MEMO
13歳でマイケル・ジャクソンに憧れダンスを始める。「天才たけしの元気が出るTV」ストリート・ダンス選手権決勝大会出場。19歳でディズニーランドのパレードダンサー。1999年21歳で劇団四季入団「ジーザス・クライスト・スーパースター」、「裸の王様」、「ライオンキング」等に出演。退団後は、松田聖子コンサートツアー・ディナーショー、ピンクフロイドバレエ、オペラ「アンドレア・シェニエ」、ブロードウェイミュージカル・トライアウト公演「TLIP OF LOVE」など様々な舞台に出演。ジャンルのトップダンサーが集結したダンスユニット「KAyM」のメンバーとしても活躍。

はじめてお名前を眼にした佐藤洋介さん。ディズニーランドのパレードダンサーから劇団四季へ入団されているんですね…!

過去出演作を拝見すると、2006年初演の『ダンスオブヴァンパイア』でサラの化身を演じたヴァンパイアダンサーだった加賀谷香さんの作品に出演されているので、もしかしたらこの作品のお話もされていたのでしょうか。どんな影伯爵をみせてくれるのか楽しみです。

ヴァンパイア・シンガーズ

麻田キョウヤ、川島大典、ダンドイ舞莉花、ラリソン彩華

アンサンブル

榎本成志、加藤貴彦、さけもとあきら、武内耕、田中秀哉、福永悠二、堀江慎也、山名孝幸、天野朋子、今込楓、岩崎亜希子、樺島麻美、島田彩、吉田玲菜

ヴァンパイア・ダンサーズ

五十嵐耕司、加賀谷真聡、酒井航、鈴木凌平、齊藤恕茉、杉原由梨乃、花岡麻里名→体調不良のため休演、代わりに横山博子、松島蘭、渡邉春菜

ダンスオブヴァンパイアCD

日本版


日本キャスト版は、東宝からは2006年初演時のCD『ダンス・オブ・ヴァンパイア』ハイライト・ライヴ録音盤が出ています。

キャスト
山口祐一郎/クロロック伯爵
大塚ちひろ/サラ(Wキャスト/Disc1)
剱持たまき/サラ(Wキャスト/Disc2)
浦井 健治/アルフレート(Wキャスト/Disc1)
泉見 洋平/アルフレート(Wキャスト/Disc2)
佐藤 正宏/シャガール
阿知波悟美/レベッカ
宮本 裕子/女中・マグダ
吉野 圭吾/ヘルベルト
駒田  一/せむし男・クコール
市村正親/アブロンシウス教授

東宝公式HP

ウィーン版

日本語も良いですが、ウィーンオリジナルのミュージカルなのでウィーン版もおすすめ。

オリジナル・ウィーン・キャスト 1998年初演版

上のCDは、故スティーブ・バートンの憂いを含む深みのある声が素晴らしいです。

ウィーン10周年コンサートキャストライブ版CD

参考:宝塚アン

トーマス・ボルヒャートがクロロック伯爵を演じたコンサートライブ版です。コンサート形式が理由なのか、「Einladung zum Ball(お前を招待しよう)」のロック調ノリノリの伯爵がすごく格好いいです。

🦇次のページでは、以下をご紹介!

  • ダンスオブヴァンパイアのナンバー一覧
  • プロモーション映像(2019年のカーテンコール映像も!)
  • 原作映画、公演スケジュールなど

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